韓国銀行が集計した4月末基準の外貨準備高が3699億209万ドルに達した。最近3カ月間上昇してきた外貨準備高は、過去最高値(昨年10月の3680億2638万ドル)を9カ月ぶりに塗り替えた。
7日に行われた韓国銀行の発表によると、外貨準備高は4月だけで71億ドル増えた。対前月比2%増と、2011年10月以来最高の増加率を記録した。特に外貨準備高の90%以上を占める国債・社債など有価証券の割合が3395億ドルで、前月と比べ89.8億ドルや増えたことで、規模が拡大された。
外貨準備高の増加は、3月の経常収支が100億ドルを超える黒字を記録し、外貨が多く流入されたうえ、既存の外貨資産を運用して稼いだ収益が増えた影響が大きかった。ソン・クァンジン韓国銀行国際総括チーム次長は「経常収支の黒字、外貨資産運用収益の増加だけでなく、最近のドル高にブレーキがかかったことで、相対的にユーロや円などの外貨準備資産のドル換算価値が大きくなった影響も作用した」と説明した。中国(外貨準備高1位)、日本(2位)、ロシア(8位)など主要国の外貨準備高が減少したため、3月末現在、韓国の外貨準備高の規模も世界7位から6位一段階上がったと、韓国銀行側は伝えた。
先月の外貨準備高の大幅な増加に伴い、当局が外国為替市場に介入したのではないかという指摘が出てくる可能性がある。実際に先月、米国財務省は「国際経済・為替政策報告書」を通じ、「韓国政府が為替市場に介入していると市場参加者が思っている」とし、「莫大な外貨準備高」を根拠の一つとして挙げた。
韓国語原文入力: 2015-05-07 19:36