本文に移動
全体  > 経済

韓国のオンラインショッピング販売が大型スーパーを上回る

登録:2015-04-06 00:00 修正:2015-04-06 15:32
 昨年、格差が6千億ウォン(約650億円)に縮小
 大型スーパー売上増加は年2~3%足らず
 オンライン販売は毎年2桁成長
 モバイルでは昨年123%の爆発的成長
デパート・大型スーパーのオンラインモール年間取り引き額。 資料:統計庁、国家統計ポータル、大韓商工会議所2015年「流通産業白書」 //ハンギョレ新聞社

 毎年2桁の急成長を続けている韓国のオンライン ショッピングモールの販売額が、昨年大型スーパー販売額に肉迫したことが分かった。 今年はオンラインモールを通じた取引が大型スーパーの販売額を超えると見られる。

 5日、統計庁国家統計ポータルと関税庁の集計によれば、昨年のオンラインモール販売額は45兆2440億ウォン(1円=9ウォン)で、大型スーパーの販売額47兆4968億ウォンに次ぎ流通チャンネル別年間取引額で2位を占めた。 特にオンラインモールの販売額に国外直接購買(直購)取引額である15億4491億ドルを含めればオンライン販売額は46兆9040億ウォンとなり、大型マートとの差が5928億ウォンまで縮まる。

 こうした傾向が続けば、直購取引額を含めずとも今年はオンラインモールが大型スーパーの取引額を史上初めて上回ると展望される。 大型マートの売上は前年の2013年対比で2.38%の増加に終わり、昨年も増加率が3.47%に留まった。 反面、オンラインショッピングモールの売上は2012年17.2%、2013年13.0%、昨年17.5%など2桁成長を続けている。

 オンラインショッピングモールの販売額の中では、総合モールの販売額比重が76.9%を占め、残りが専門モールの販売額だ。特にオンラインの中でもモバイル取引額が爆発的に成長していて、オンライン ショッピングの主導権がウェブからスマートフォンをはじめとするモバイル機器に移っていることを確認できる。 大韓商工会議所が発表した「2015年流通産業白書」によれば、昨年モバイル機器を活用したモバイルショッピングの売上は13兆2300億ウォンと集計された。 これは史上最大値で、わずか一年前の2013年には売上が5兆9070億ウォンに過ぎなかった。 増加率は123%に達する。 大韓商工会議所が関連統計の集計を始めた2011年(6000億ウォン)と比較すれば、モバイル ショッピングの売上は21.8倍も大きくなった。

 オンラインモール販売額の急増は11番街・Gマーケット・オークション・インターパークなどのオープンマーケットの攻撃的マーケティングと、TMON・COUPANG・ウィメプ(wemakeprice)などソーシャルコマース業者の急成長が一役買ったと分析される。 流通企業もオンライン側を強化している。 そこへスマートフォンの普及拡散にともなうモバイル ショッピングの増加、国外直購の活性化がオンラインモール全体の成長に影響を与えたと見られる。 流通業界のある関係者は「デパート定期セールをオープンマーケットが共に行うなど、オンラインモールはウェブ基盤ショッピングとモバイル ショッピングの変化を主導的に捉えて成長している」として「国外直接購買が活性化したこの頃は価格競争力の高いオンラインモールの成長は今後も続くものと見られる」と話した。

 昨年のデパート取引額は29兆3229億ウォンで、2013年に比べ1.6%減少した。 販売額比重は大型スーパー、オンライン ショッピングモールの次だった。 デパートの売上減少は10年ぶりのことだ。

キム・ミヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
http://hani.co.kr/arti/economy/economy_general/685568.html 韓国語原文入力:2015-04-05 21:16
訳J.S(1531字)

関連記事