13日午後、京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)市の都心商圏である金村洞(クムチョンドン)文化路・明洞路(ミョンドンロ)には行き来する人が殆どなく、多くの店には "ロッテ アウトレット拡張 絶対反対" という横断幕が掲げられていた。 廃業したり店舗整理セールを始めた店も多数目についた。
一時はソウル都心もうらやましくなかったというこちらは、坡州市庁から7~8km離れた郊外に2011年流通大企業の新世界とロッテが相次いでプレミアム アウレットという大型売場を開店してから商圏が急速に衰退し始めた。 その上、昨年末ロッテが大規模拡張に乗り出したので緊張が精一杯に高まっている。
有名ブランド服店を営むキム・チャンホ(41)坡州市商人連合会長は「2010年に5億8700万ウォンだった売上が、アウレット開場後に減少し昨年は3億4100万ウォンでほとんど半分になった。 店舗を維持できなくて店舗整理を始めた」と話した。 30年間、衣類販売をしてきたというイ・ギョンボク(60)氏も「アウトレットが真空清掃機のようにお客さんを吸い込んだ。アウトレットが入ってくる前は、権利金だけでも数千万~1億ウォンを払わなければできなかったが、今は売りに出しても買い手がいない」と話した。
2011年3月、(株)新世界チェルシーは坡州(パジュ)統一東山・ヘイ里近くに200個余りのファッション売場が開店した坡州プレミアム アウとレットを、その年の12月にはロッテショッピング(株)が坡州出版団地近隣に200ヶ所を越える衣類・履き物売場を入れたロッテ プレミアム アウとレット坡州店を出した。 ソル(旧正月)・チュソク(秋夕・旧盆)を除いて年中無休で営業し、お客さんを引き込んだ。 そこへ持ってきて、ロッテショッピングが既存のロッテ アウトレットの近隣に30万2000㎡(9万坪余り)の複合ショッピングモール セブンフェスタを作るという協約を昨年12月に京畿道、坡州市と結んで、坡州の商人たちは "あまりにひどい" として荒々しく反発した。
坡州市、金村(クムチョン)・ムン山・広灘(クァンタン)伝統市場、積城(チョクソン)繁栄会、文化路・明洞路市場などの商人1000人余りで構成された坡州市商人連合会は‘セブンフェスタ建設白紙化推進委員会’を設け、金村繁栄会・統長協議会(訳注:統は洞の下位の補助行政単位)・住民自治委員会なども参加意思を明らかにした。 チェ・ムンチャン(54)氏は 「セブンフェスタまで入ってくれば、金村やムン山、坡州邑(パジュウプ)、法院、積城、広灘などは幽霊都市になるだろう」と主張した。
商人らと市民団体は‘駐韓米軍供与区域周辺地域など支援特別法’のために、坡州全域が流通大企業の餌食になっていると指摘する。 坡州市のほとんど全域が駐韓米軍特別法の適用地域に入るという点を上げて、大企業が許認可、税金減免、土地受け入れなどの恩恵を享受し開発に熱を上げているが、地方自治体は地域商工人との共生は後まわしにして大企業の投資誘致だけを前面に掲げているということだ。
キム・チャンホ商人連合会長は「米軍基地と10km以上離れているにも関わらず、特別法を適用して坡州市が住民たちの知らないうちに地域商圏を大企業の口に入れようとしている」として、事業の白紙化を要求した。 ノ・ヒョンギ坡州環境運動連合事務局長は 「特別法は返還された供与地と周辺地域を公的に開発し、永く不利益を受けてきた住民に利益を還元しようという趣旨で制定された。 どのように、どんな用途に使うことが良いか、住民たちの意見を取りまとめるべきなのに、農民の土地を大企業に拙速に譲り渡しているだけではないか、憂慮される」と話した。
坡州市関係者は「出版都市と雲井(ウンジョン)新都市を連結して開発することが、地域発展に良いと判断してロッテ側と協約をした。 地域商圏などとは協議体を設けて共生方案を用意する」と話した。 坡州/パク・ギョンマン記者