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スマートフォン OS市場の決闘

登録:2013-01-01 21:26 修正:2013-01-02 09:29
三星(サムスン)‘タイゼン(TIZEN)’搭載フォン 上半期 発売
MS、互換長所大きい‘Windows8’に期待
RIMは‘ブラックベリー10’活用 挑戦状
アンドロイド・iOS寡占 打破するか注目

 三星(サムスン)電子とアップルのスマートフォン機器競争が激しく繰り広げられたのが昨年だとすれば、今年はスマートフォンOSの角逐戦が注目を集める一年になる展望だ。 スマートフォン首位の三星電子がグーグルの‘アンドロイド’を代表し、アップルは‘iOS’で対抗してきたが、三星電子がこれ以上はアンドロイドにのみ依存していられない状況に達し、‘Windows Phone’と‘ブラックベリーOS’等もアンドロイドに挑戦状を突きつける態勢だ。

 三星電子は新しいスマートフォンOS‘タイゼン’を搭載したスマートフォンを遅くとも今年上半期までには全世界で発売する予定だと、日本<読売新聞>等の外信と通信業界が伝えた。 当初昨年末に計画されていた発売日程が遅れたためだ。 発売以後、市場競争力を確保し難いという判断もあって、アップルとのスマートフォン競争に集中しなければならない状況だったためにOS差別化は手順上 多少後送りされた面も大きい。 三星電子単独で出したOS‘BADA(海)’の惨敗を三星・インテルなどを中心に多くの通信企業と通信装備企業が連合して開発したタイゼンが挽回するという予想が比較的多い。

 特に三星電子が世界OS市場の70%以上を占めるアンドロイドに対する依存度が高まったために脱グーグル化に乗り出したと見られる。 韓国ではアンドロイドの占有率が90%に肉迫している。 最近グーグルが昨年買収したモトローラを通じてXフォンという独自スマートフォン開発に集中しているという事実が明らかになったことも三星にとっては脅威だ。 またグーグルは当初には開放型生態系を指向したが、最近は個人用同期化サービスであるグーグル シンクをマイクロソフト(MS)のWindows Phoneユーザーには使えないようにするなど閉鎖的な姿勢を見せている。

 タイゼンはこの市場に軟着陸することは容易ではないという予想も侮れない。 すでに市場はアンドロイドとiOSに二分化されていて市場競争力の確保が容易ではなく、あまりに出遅れたということだ。 市場調査機関ガートナー集計で去る3分期のアンドロイドとiOSの占有率合計は86.3%だ。

 タイゼンが次世代ウェブ標準であるHTML5を採択したのは可能性と限界を全て見せる。 多くの事業者が共同開発に参加して影響力を拡大すると同時に、アンドロイドの開放性を一段階拡張した点は可能性を示す。 HTML5はウェブ基盤言語で、既存開発者が学習しやすく多様な互換性を支援する。 しかし全般的なインターフェース自体がアンドロイドと類似しているという点が差別性を示せないという限界を意味する。

 MSも昨年発売したWindows8を活用して再起を狙っている。 自ら製作したタブレットPC Surfaceの販売実績は比較的低調だが、タブレットPCを業務用に使う比率が増えワード、エクセル、パワーポイント、アウトルックなどがPCと完全互換される点に勝算がある。リサーチインモーション(RIM)も強力な競争者として再び立ち上がろうとする動きを見せている。 最近画像が流出したブラックベリーの新製品はブラックベリー10OSを搭載していた。 既存の強みだったQWERTY keyboardを内蔵したバージョンとフルタッチ スクリーン バージョンの2種類が作られた。 この製品は今年1分期中に発売される予定だ。 キム・ジンチョル記者

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/567887.html 韓国語原文入力:2013/01/01 20:34
訳J.S(1630字)

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