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"2つのドア"を経て"MBの追憶"へ

登録:2012-11-02 22:28 修正:2012-11-04 14:51
観客が劇場を借りる‘劇場占領運動’再演
‘MBの追憶’

観客が独立映画の話題作を観るために自発的に劇場を借りる‘観覧運動’が再び再演されている。

 李明博政府の5年を整理したドキュメンタリー映画”MBの追憶"(監督キム・ジェファン)の配給会社‘スタジオ ヌリムボ(のろま)’のコ・ヨンジェ代表は2日「地域の観客がCGV金海(キムヘ)(8日)・北浦項(ポハン)(9日),プリマスシネマ済州(チェジュ)(13日)劇場1館を借りてこの映画を観ることになった」と伝えた。 こういう現象は龍山惨事を扱った独立ドキュメンタリー“2つのドア”が昨年夏に封切りした当時、上映館が少なくてこの映画を観るのが難しい観客が‘劇場を占領せよ’というスローガンの下に貸館観覧運動を行って初めて生じた。 "2つのドア" はこのような熱気に押されて7万2800人を集めた。

 観客は"MBの追憶"の上映館数が11館しかなく、今回も居住地域の劇場を借りる観覧に乗り出した。 配給会社側はこの映画の公式ブログを通じて‘5人以上観覧’を申請すれば、1人当り4000ウォンで映画映像ファイルを送る‘共同体上映’(1~14日)も進めている。 劇場貸館・共同体上映を申請した観客が2000人を上回っていると配給会社側は明らかにした。

 現職大統領を‘主演’として前面に出した"MBの追憶"は2007年大統領選挙で李明博候補がどのような話で有権者を引き込んだのか、以後5年間にその考えがどのように変わったかをコミカル且つ鋭く照明する。 封切り3週目である現在、約7600人が観覧し、来週中に独立映画興行ラインの1万人を越える展望だ。 座席占有率は先月30日、国内外映画を含めて3位を記録するなど着実に10位内に入っている。 だが、複合上映館はCGVの独立・芸術映画館ムービコラージュ4館だけで上映されている。

 コ代表は「複合上映館は商業映画の場であり、独立映画は芸術映画専用映画館に孤立化されている」と指摘した。

ソン・ホジン記者 dmzsong@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/558786.html 韓国語原文入力:2012/11/02 19:57
訳J.S(969字)

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