創刊100周年をむかえ、“真実の守護者”を自任する朝鮮日報に対して、「反民族・反民主・反平和の報道など恥辱の100年史を先に清算せよ」という批判の声があふれた。
5日、朝鮮日報は1面に「100年前の寒く風が吹いた日のように、小さくとも決して消えない灯になる」という自画自賛の社説と共に、創刊特集100面を発行し、大々的な広報を行った。しかし、57の言論・市民社会・宗教団体で構成された「朝鮮・東亜、偽りと背信の100年清算市民行動」(市民行動)はこの日、ソウル市光化門(クァンファムン)の朝鮮日報社屋近隣の元標公園で記者会見を行い、「100年間継続してきた偽りと背信行為は、今すぐに清算されなければならない」として反省と謝罪を求めた。
市民行動はこの日、会見文で「朝鮮日報は、日帝強制占領期には日帝に、軍事政権時代には独裁に屈服し、その不正な権力に協力し附逆して、民族と国民が決定的危機に処するたびにどれほど卑劣に祖国を裏切るかを示した」として「今は自らが権力となって事実と真実をねじ曲げ、世論を誤導している」と批判した。
市民行動は、朝鮮日報が1975年3月6日に32人の記者を自由言論実践運動をしたという理由で強制解雇し、いまだに復職どころか公式謝罪さえしていないことも糾弾した。朝鮮自由言論守護闘争委員会(朝鮮闘委)のソン・ハンピョ委員長は「恥辱の100年を清算せよという市民の叫びに、朝鮮日報内の若い記者たちも時代の使命を悟り、変わることを信じる」と期待した。全国言論労組のオ・ジョンフン委員長も「朝鮮日報は民主化要求の声を蔑視し、財閥の側に立って労働者を無視してきた。朝鮮日報の構成員が現実を直視し、まともな報道をしなければならない」と指摘した。
全国言論労組もこの日声明を出して「100年積弊した朝鮮日報の清算が言論信頼回復のための第一歩」としながら、言論改革を求めた。また、民主労総をはじめとする産別11労組も相次いで声明を出し「言論改革を念願する良心的言論人、社会市民勢力と共に、朝鮮・東亜が清算されるその日まで戦う」と明らかにした。これらの団体は、全国100カ所に朝鮮恥辱の100年の反省を要求する横断幕も掲げた。
市民行動が民主言論市民連合と共同で作業した「朝鮮日報100年、最悪の報道10選」もこの日公開された。日帝王室称賛、天皇誕生日の大々的祝賀、朴正煕(パク・チョンヒ)維新体制支持、光州(クァンジュ)虐殺全斗煥称賛、富川(プチョン)署性拷問人権蹂躪の隠蔽、平和のダム虚偽報道などだ。彫刻家オ・ジョンソン氏のインスタレーション芸術「朝鮮日報100年展」も注目を集めた。日帝強制占領期に、毎年1月1日付1面に天皇夫妻の写真を載せ、見出しの上に日章旗を載せた朝鮮日報をロールペーパーを利用して展示した。
一方、社会参加プロジェクト・サークル「ノワネガ(あなたと私が)」も6日、「最悪の100年、今すぐに廃刊せよ」という内容で、朝鮮日報を糾弾するオンライン・ライブ放送を進める。