グループBTS(防弾少年団)メンバーのジン(本名キム・ソクジン)が入隊した中、ファンらにインターネットによる慰問手紙を自制するようお願いする声があがった。インターネットによる手紙が急増した場合、サーバーがダウンすることを懸念してのことだ。
ジンが入隊した13日、陸軍第5師団の新兵教育隊のオンライン慰問手紙代行業者「ザ・キャンプ」に、「ファンの方々にお願いします」と題するの書き込みが上がった。自身を第5師団キャンプルームを運営するリーダーだと紹介した作成者は、「キム・ソクジンが所属した新兵教育隊中隊は、入営後2週目からインターネットで慰問手紙を書くことができる」として「ファンの皆さんにお願いしたい。インターネットの慰問手紙は自制してほしい」と呼びかけた。
「インターネット基盤であるため、一度にたくさんの慰問手紙が新兵教育隊に集中するとサーバーがダウンし、他の訓練兵たちが慰問手紙を確認できなくなる」とし、「他の家族や恋人、友人たちが送ったインターネットの手紙を訓練兵たちが見られなくなった場合、どれほどがっかりするか察してほしい」と理由を明らかにした。
また「新兵教育隊の本来の任務である訓練兵の教育訓練に支障が生じればジンも困るだろう」という理由を挙げ、手書きの手紙やプレゼントを宅配などで絶対に送らないよう要請もした。
実際、過去にスターが入隊した際、あまりにも多くのインターネットによる慰問手紙が殺到し、問題になったことがある。BIGBANGのG-DRAGONが入隊した直後の2018年3月、所属事務所のYGエンターテインメントは「非常に大量の慰問手紙によってG-DRAGONが部隊内で困難な境遇に置かれている」という内容の案内文を会社のSNSに載せた。
所属事務所は「現在、新兵教育隊の慰問手紙のEメールアカウントはG-DRAGONに送られた手紙のせいで部隊の業務が麻痺した状態だという。Eメールを出力して訓練兵に配っているが、A4用紙、プリンターのインクが底をついたほどだ。過負荷により物量の供給に支障をきたしており、同僚の訓練兵も慰問手紙を円滑に受け取れないケースが発生している」と伝えた。
さらに「不慣れな環境で、ファンの皆さんの応援と心配のお気持ちはとても力になり、ありがたいことだ。しかしG-DRAGONの円滑な訓練所生活のために広くご理解いただき、慰問手紙を少し自制していただきたい」とお願いした。
当時、G-DRAGONと同じ部隊にいる同名の訓練兵が困難な状況に陥ってもいる。この訓練兵はG-DRAGONと入隊時期や生年月日が違うにもかかわらず、単に名前(クォン・ジヨン)が同じだという理由で、大量の慰問手紙を受け取ったという。当時、陸軍の電子メールサービスのホームページでこの訓練兵が受け取った慰問手紙のEメールリストを検索すると「A-yo GD」「ジヨンさん」「ジヨン、ジニョン兄さんだよ(JYPのパク・ジニョン代表プロデューサーの名をかたったもの)「クォン・ジヨンオッパのファン」などのタイトルが出てきたという。
一方、陸軍はこれと関連して「軍が(インターネットでの手紙を自制してほしいという)そのような要請をしたことはない」と立場を明らかにした。ザ・キャンプに掲示された文は、軍当局とは関係のない民間人が作成したものだという。