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大統領室、韓国MBCに「歴訪の際、大統領専用機に搭乗不許可」…歪曲報道を主張

登録:2022-11-10 09:19 修正:2022-11-10 12:52
「字幕操作・友好国との摩擦助長」を主張 
MBC「取材制約…代替手段で取材する」
尹錫悦大統領が7日午前、ソウル龍山の大統領室庁舎で災害安全管理体系の点検および制度改善策の議論のために開かれた国家安全システム点検会議で発言している=大統領室写真記者団//ハンギョレ新聞社

 大統領室は、11日から始まる尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の東南アジア歴訪の際、韓国文化放送(MBC)の記者の同行を拒否すると通知した。「歪曲・偏向放送」を行ったと主張し、MBCの記者らの大統領専用機搭乗を許可しないというもので、「言論弾圧」だとして物議を醸すと予想される。

 大統領室は9日、MBCの記者にショートメールで「大統領専用機の搭乗は外交、安保イシューと関連して取材の便宜を提供してきたものであり、最近、文化放送の外交と関連した歪曲・偏向報道が繰り返されてきた点を考慮し、取材の便宜を提供しないことにした」と明らかにした。大統領室は「文化放送は字幕操作、友好国との摩擦助長の試み、代役であることを告知しない歪曲、偏向放送など、一連の事態に対していかなる是正措置もしていない状態」だとし「今回の搭乗不許可措置はこのような歪曲、偏向放送を防止するためには避けられない措置」と付け加えた。

 尹大統領は9月の訪米の過程で卑語暴言を口にしたことで波紋を呼んだ。これをMBCが初めて報道したという理由で、大統領室はMBCに公文書を送り、異例にも報道の経緯を問うことで圧迫した。先月にはMBCの番組「PD手帳」で大統領夫人キム・ゴンヒ女史の論文盗作疑惑を報道し、キム女史と似た代役を出演させ「代役告知」をしなかったため、大統領室が反発した。

 大統領室の専用機搭乗拒否通知にMBCは「今回の措置はメディアの取材を明確に制約する行為」だとし「専用機搭乗を許可しないなら、MBCは代替航空機の手段を通じてでも必ず現場に行って取材する」と明らかにした。

シン・ヒョンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/1066580.html韓国語原文入力:2022-11-10 01:14
訳C.M

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