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大韓航空「チョ・ヒョナ副社長、サービスに対する指摘は当然…誤りは事務長にある

登録:2014-12-09 11:09 修正:2014-12-09 11:14
越権論議には「事務長を降ろしたのは機長の措置」
夜遅くなって弁明資料
チョ・ヒョナ大韓航空副社長//ハンギョレ新聞社

 チョ・ヒョナ副社長が乗務員と事務長の客室サービスの誤りを理由に5日未明、米国ニューヨークの空港滑走路上の大韓航空航空機をゲートに戻し、乗務員事務長を機外に降ろしたことに対して、大韓航空側は8日夜遅くになって報道資料を出し、すべての誤りは事務長にありチョ副社長は正当だったと主張した。大韓航空は夜10時頃に出した報道資料で「大韓航空の役員は、航空機搭乗時に機内サービスと安全に対する点検を行う義務がある」と強調した。 事務長を飛行機から降ろした理由として、大韓航空は「最高のサービスと安全を追求しなければならない事務長が、担当副社長の指摘にもかかわらず、規定と手続きを無視し、マニュアルさえまともに使用できずに弁解と偽りで適当に言い逃れようとした点を挙げて、チョ副社長が事務長の誤りを問題視した」と明らかにした。

 チョ副社長が機長を抜きにして越権したという指摘に対しても、大韓航空は「チョ副社長は機内サービスと機内食に責任を負っている役員として問題を提起し指摘することは当然のこと」とチョ副社長を擁護した。 大韓航空は「当時航空機は搭乗ゲートから10メートルも移動していない状態で、航空機の安全には問題がなかった」とし、事務長を航空機から降ろしたのは“機長”が取った措置だったと説明した。 『ハンギョレ』は大韓航空側の主張に対する事務長の話を聞くために大韓航空側にインタビューをできるようにしてほしいと要請したが、大韓航空側は「9日に検討してみる」と明らかにし実現しなかった。

 大韓航空は当時搭乗客には謝った。 会社側は「非常状況ではなかったにもかかわらず、航空機が再び本来の位置に戻って乗務員を降機させた点は行き過ぎた行動だった」として「これによって乗客の方々に不便をおかけし謝罪申し上げる」と明らかにした。 また「今回のことを契機に、乗務員教育をより一層強化し顧客サービスおよび安全向上に万全を期する」と明らかにした。

キム・ミヨン記者

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/668152.html 韓国語原文入力:2014/12/09 08:23
訳J.S(1012字)

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