チョ・ヒョナ大韓航空副社長がサービスを正しく行わなかったという理由で滑走路へ向かった大韓航空機を後進させ、客室事務長を空港に降ろさせた事件と関連して、国土交通部が関連法違反有無を調査することにした。
8日、国土部のイ・グァンヒ運航安全課長は「事実を確認してみた結果、『ハンギョレ』の報道内容は事実のようだ。 航空保安課と協議して、関連法違反の有無と程度、動機などについて航空監督官が調査する方針」と明らかにした。 航空保安法によれば、乗客は航空機内で暴言を吐いたり、大声で歌を歌ったりしてはならない。 また、航空法によれば機長には乗務員と乗客を指揮・監督する義務がある。
イ課長は「いくら該当航空会社の副社長だと言っても、一旦航空機に乗った時には乗客とみるべきだ。 運航中の航空機内では、ただ乗務員と乗客がいるだけで、乗務員と乗客は関連法に規定された義務事項を絶対に守らなければならない」と話した。 したがってチョ・ヒョナ氏は航空保安法違反の有無、該当航空機の機長は航空法違反の有無を調査されることになる。
イ課長は「チョ氏が該当会社の職責上は副社長だとしても、航空機内で客室サービスを理由に滑走路へ向かった航空機を後進させ、事務長を降ろさせたことが適切だったとは思えない。 客室サービスに問題があれば、後から他のやり方で解決できたと考える」と話した。
チョ氏は5日(現地時刻)、米国ニューヨークJFK空港から仁川へ向かうKE086便が離陸のために滑走路へ向かっている間に、乗務員のサービスが適切でないという理由で大声を張り上げ、該当航空機を後進させ事務長を降ろさせた。