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韓国の小中高生徒が5年間で630人自殺

登録:2014-09-29 08:27 修正:2014-09-29 16:20
小中生はほとんどが家庭問題
高校生の8%は異性問題が原因
8人が校内いじめで極端の選択
子供との対話や細心の指導が必要

 韓国の小中高生徒が過去5年間に平均三日に一人の割合で自ら命を絶っていたことが分かった。原因では家庭問題が最も多く、うつ病や成績・進路も影響を及ぼしたと調査された。

 国会教育文化体育観光委員会のペ・ジェジョン新政治民主連合議員室が28日『ハンギョレ』に、全国17市・道教育庁のうちの16か所から提出され分析した「2010年1月~2014年9月現在の小中高自殺現況」を公開した。 世宗(セジョン)市は統計資料がなく除外され、大田(テジョン)市は以前の統計資料がなく2012年から分析対象に含まれた。

 この期間、全国で自ら命を絶った生徒は630人と把握された。 2.74日に1人ずつだ。 主な原因の1位は家庭問題(35%)だ。 小学生11人(65%)、中学生73人(36%)、高校生139人(34%)など223人(35%)が家庭不和や家庭暴力といった家庭問題で極端な選択をしたと調査された。

 2位の原因不明(126人・20%)に続く3位はうつ病(106人・17%)だ。特にうつ病は、高校生(21%)が中学生(10%)より二倍以上多かった。成績や進路問題(73人・12%)は4位だった。

 2010年には校内いじめが原因である事例が報告されなかったが、2011~2014年に8人の生徒が校内いじめのために死を選択したことが分かった。ペ・ジェジョン議員は「原因が分からなかった死まで考慮すると、校内いじめの被害による自殺はさらに多いものと考えられる」と話した。

 上級学校に上がるほど自ら命を絶つ生徒数が急激に増加する傾向も明らかだ。高校生が409人(65%)で最も多かったし、中学生は204人(32%)だった。 小学生は17人(3%)だった。 小学生の自殺者はほとんどが家庭問題(11人)が原因であり、4人は原因が確認されなかった。 うつ病1人、衝動・模倣自殺が1人いた。

 また、上級学校に行くほど異性問題も大きな影響を及ぼした。 小学生の統計では異性問題が原因の事例がなかったが、中学生3%、高校生8%が異性問題で悩んで残念な選択をした。

 地域別で人口10万人当たり学生自殺率統計を出してみたところ、光州(クァンジュ)市が10万人当たり16人で全体の10%を占めた。 釜山(プサン)(8%)と慶尚北道(8%)などが後に続いた。 済州道が3%で全国で最も低かった。 ソウルは5%で5番目に低かった。

 自殺学生数は2010年144人、2011年144人、2012年143人、2013年124人、2014年9月現在75人だ。絶対数値は停滞または減少傾向にあるが、人口減少で生徒数が減る傾向を考慮すれば、自殺率は高まっていると見なければならないというのがペ議員の指摘だ。

 ペ議員は「家庭で父兄が子供との対話時間をより多く持たなければならないが、学校でも学生たちの家庭環境など、生活により一層気を遣って常に相談および教育を進めるなど細心な指導が必要だ」と話した。

チョン・ジョンユン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2014.09.28 20:32 

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/657248.html 訳Y.B(1210字)

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