2024年時点で、韓国人は平均28歳で人生の「黒字期」に入り、45歳でピークに達した後、61歳で再び赤字に転じることが分かった。労働で稼ぐお金が支出を上回る黒字期間は、生涯で33年に相当する。幼年層(0~14歳)は教育での消費が多く、老年層(65歳以上)は保健での消費が多かった。
韓国国家データ処が17日に発表した「2024年国民移転勘定」によると、韓国国民の生涯周期(ライフサイクル)赤字の推移は、生まれてから27歳までが赤字で、28歳で黒字に転じた後、61歳で再び赤字に転じることが示された。生涯周期赤字とは、一人が生涯にわたって消費した金額から労働で得た所得を差し引いた額であり、労働所得が消費を上回れば黒字、労働所得が消費を下回れば赤字だ。
赤字の規模が最も大きかった年齢は16歳(4604万ウォン、約517万円)だった。この年齢層の青少年は、教育に使うお金が相対的に大きいためだ。28歳からは労働所得が消費を上回り黒字に転じ、45歳にはライフサイクルで最大の黒字(1932万ウォン、約217万円)を記録した。この年齢層の労働所得が4651万ウォン(約522万円)でピークに達したことが影響した。
その後、60歳までは黒字だが、再び労働所得より消費の額が増え、赤字に転じるのは61歳だった。退職などにより得られる労働所得は減るが、病院代のような医療費が増えるためだ。ただし、退職を延ばしたり、退職後も働き続ける高齢層が増えるにつれて、赤字再突入の時期は徐々に遅くなっている。データ処は「2010年以降の黒字転換は27~28歳で比較的一定だが、赤字再転換は2010年の56歳から2024年の61歳へと徐々に遅くなっている」と説明した。
一方、2023年の韓国の国民全体の消費は1509兆8千億ウォン(約169兆6千億円)、労働所得は1289兆7千億ウォン(約144兆9千億円)で、消費から労働所得を差し引いた生涯周期赤字(220兆1千ウォン、約24兆7千億円)は1年前より7兆3千億ウォン減少した。生涯周期赤字が前年に比べて減少したのは、2020年以来4年ぶりだ。2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で民間消費が減少し赤字規模が縮小したが、2024年は労働所得の増加幅(4.6%)が消費の増加幅(3.4%)を上回ったため、生涯周期赤字の規模が縮小した。データ処の関係者は「賃金が継続的に上昇し、就業者が増加するなかで、2024年末の非常戒厳令により第4四半期の消費増加幅が縮小したことが影響した」と説明した。