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AI・半導体が引き上げたKOSPI7000時代…韓国市場「破竹の勢い」の3大要因

登録:2026-05-07 19:24 修正:2026-05-08 08:53
KOSPIが史上初めて終値基準で7000を突破して取引を終えた6日午後、ソウル市中区のウリィ銀行本店ディーリングルームで、従業員がケーキを持ってお祝いのセレモニーを行っている/聯合ニュース

 1月27日に5000、2月25日に6000…。破竹の勢いで上昇していた韓国総合株価指数(KOSPI)は、米国・イスラエルとイランの戦争という暗礁に直面し、3月31日には5000まで下落した。その後、わずか1カ月余りで約2000ポイント急騰し、6日には7000を超える勢いを見せた。例外的な上昇局面をけん引したのは、AIバリューチェーンを中心とした半導体企業の好業績だった。「半導体の双頭馬車」と呼ばれるサムスン電子とSKハイニックスを中心に、先月は外国人投資家の需給が回復し、KOSPIは連日最高値を更新した。今年500兆ウォン(約54兆円)に規模が拡大した退職年金を材料に、上場投資信託(ETF)市場が爆発的に成長した影響も大きかったと分析されている。ただし、半導体大型株を中心に広がった急騰の裏側では、大型株を除く多くの銘柄が下落を免れない偏り現象も深刻化した。

 今回の上昇局面の最大の柱は、AIバリューチェーンを中心とした半導体企業の業績ラリーだ。先月7日、サムスン電子は今年第1四半期の営業利益を、市場の予想(40兆ウォン)を大きく上回る57兆2千億ウォン(約6.2兆円)と公表した。SKハイニックスも先月23日、今年第1四半期(1~3月)の営業利益が37兆6千億ウォン(約4.1兆円)に達したと発表し、史上最高実績を記録した。中東情勢による国際原油価格の急騰で押し寄せた景気下押し圧力を、天文学的な業績が余裕で相殺したと言える。AI発の「半導体ラリー」は韓国だけでなく、世界の株式市場をけん引している。フィラデルフィア半導体指数は年初比で55%急上昇し、米国株式市場を率いる7大ビッグテック企業(M7)やナスダック指数の上昇率を上回っている。

 これにより、2~3月は一貫して売り越し傾向だった外国人投資家の需給が回復し、最近の指数上昇を引き上げた。外国人投資家は、昨年急激に上昇した株価の利益確定や中東情勢による地政学的リスクなどの影響で、2カ月間で57兆ウォンを売却した。3月だけで純売却額は35兆ウォンに達した。しかし、戦争終結への期待が高まった先月からは買い越し(月間1兆1千億ウォン)に転じ、5月に入ってからは買い越しの規模が拡大している。5月の最初の取引日である4日には約2兆9千億ウォンで、6日も約3兆1千億ウォンを獲得した。KB証券リサーチ本部長のキム・ドンウォン氏は、「世界で最も低いバリュエーション(12カ月先行の自己資本利益率・ROE 22%)を記録しているKOSPIへの関心が高まっている」と分析した。

 何よりも、昨年下半期から上場投資信託の大規模な需給が株式市場をしっかりと支え、上昇基調を率いたと分析されている。上場投資信託は、4日現在で440兆ウォンを超え、過去最大規模を記録した。コスコムの上場投資信託(ETF)チェック数値を見ると、先月最も多くの資金が流入したETFは「RISE サムスン電子・SKハイニックス債券混合50」となっている。証券業界では、この混合型ETFがヒットした背景として、サムスン電子とSKハイニックスを確定拠出型・個人型IRP(退職年金口座)でも投資したいという需要が増加したことが挙げられている。今年第1四半期末の退職年金積立金の規模は500兆ウォンを突破したが、そのうち株式市場への移行が見込める確定拠出型・個人型IRPの規模は約127兆ウォンで、昨年第1四半期(67兆ウォン)のほぼ2倍に達した。

 ただし、半導体大型株が上昇局面をけん引している点で、集中投資の負担はさらに大きくなった。実際、この日の有価証券市場で上昇した銘柄は202銘柄だったが、下落した銘柄は679銘柄で、3倍以上だった。業種別では、半導体と証券関連銘柄が約12%上昇し、電子・ITなどが上昇を率いた。KOSPIの上昇傾向とは対照的に、コスダックは前取引日比で0.29%下落した。テシン証券のイ・ギョンミン研究員は「時価総額上位1~3位が強気をリードし、大型株中心の偏り現象がさらに進んだ」と評価した。

キム・ガユン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/finance/1257401.html韓国語原文入力:2026-05-06 19:52
訳J.S

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