KOSPI(韓国総合株価指数)が21日、6388.47で過去最高の終値を記録した。2カ月近く続いている米国・イスラエルとイランの戦争の影響圏から抜け出し、以前の過去最高レベルの上昇傾向を取り戻したかのようにみえる。4月に入ってからのKOSPIは、主要20カ国・地域(G20)の中で最も高い上昇率を示している。証券業界では、長期化している戦争の情勢から企業の業績へと証券市場の注目が移りつつあると分析している。
韓国取引所の数値によると、この日のKOSPIは終値基準で前営業日に比べ2.72%高の6388.47だった。場中最高値がそのまま終値となり、上昇基調を保ったまま取引を終えた形だ。終値基準での最高値は中東戦争以前の2月26日の6307.27で、場中最高値は2月27日の6347.41だった。KOSPIは14日から6営業日連続で6000を上回っている。取引所によると、KOSPIは中東地域のリスクにもかかわらず、4月に入って上昇率が26.4%に達し、G20の株価指数のうち最も高い水準であることが分かった。株価指数の上昇率は、韓国に続き、日本(日経平均株価)15.2%、トルコ(BIST100)13.2%、インド(BSE SENSEX)9.1%などの順だった。
今月23日に決算発表を控えている半導体大手のSKハイニックスを中心に、全業種で新高値が相次いだ。SKハイニックスは前営業日に比べ4.97%高の122万4000ウォン(約13万2400円)で取引を終え、新高値を更新し続けている。サムスン電子も前営業日に比べ2.10%高の21万9000ウォンの終値で新高値を記録した。この日、52週新高値を更新した銘柄を調べてみると、終値基準で有価証券市場上場企業のうち54社が新高値を記録した。主に半導体、造船、建設などの製造業を中心に、企業業績への期待感が高まった影響とみられる。二次電池の代表格であるLGエナジーソリューションは11.42%急騰し、時価総額3位に上った。
この日の上昇基調は、外国人投資家と機関投資家が主導した。外国人投資家は1兆3000億ウォン、機関投資家は7000億ウォンを買い越した。外国人投資家の買い越し額上位銘柄は、サムスン電子、SKハイニックス、大宇建設の順だった。機関投資家はサムスン電子、HD現代重工業、サムスンSDIの順で買い越し額が大きかった。一方、個人投資家は1兆9000億ウォンを売り越し、最近続いたKOSPIの上昇に伴う利益確定に乗り出した。
証券業界では、今週SKハイニックスをはじめテスラ、インテルなど国内外の主要企業の決算発表を控え、各国の証券市場の注目が戦争から業績へと移った結果だと分析している。ユアンタ証券のイ・ジェウォン研究員は、「SKハイニックスの第1四半期の営業利益は約40兆ウォンと推定されている。外国人投資家が2営業日連続で買い越し、3営業日連続で新高値を更新しており、株価が120万ウォンを突破した」と語った。同日、国内の単一銘柄レバレッジ上場投資信託(ETF)導入に向けた施行令の改正が行われたことも、2銘柄(サムスン電子とSKハイニックス)の指数を押し上げるのに影響を及ぼしたものとみられる。
中東戦争が長期化する中、「TACO(Trump Always Chickens Out:トランプはいつもビビって逃げる)」パターンに対する学習効果が反映されているという見方もある。新韓投資証券のカン・ジンヒョク研究員は、「KOSPIは『TACO』の見通しとともに、半導体が強気の相場を示して最高値を更新しており、二次電池や造船なども指数をけん引した」と分析した。
同日、コスダック(KOSDAQ)も前営業日に比べ0.36%高の1179.03の終値を記録し、8営業日連続の上昇基調を続けた。ドルに対するウォン相場は、前営業日(午後3時30分基準)より8.7ウォン高の1468.5ウォンで取引を終えた。