韓国がポルトガルを破って劇的なベスト16入りを果たした後、韓国でポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドに対するパロディーがあふれている。
ロナウドは3日(韓国時間)午前0時、カタール・ドーハのエデュケーション・シティ・スタジアムで行われた2022カタールW杯H組最終第3戦の韓国対ポルトガル戦に先発出場したが、得点なしで後半20分に交代した。
韓国のネットユーザーたちは同日の試合でロナウドが韓国を助けた場面を挙げ、様々なパロディーを作り上げている。まず、韓国の同点ゴール状況だ。同日、韓国は前半26分、コーナーキックのチャンスをつかみ、イ・カンインがゴール前にクロスを上げた。このボールがロナウドに当たってキム・ヨングォン(蔚山)につながり、チャンスをつかんだキム・ヨングォンが落ち着いて得点を決めた。
2番目の場面は失点危機の時に出た。同日、ロナウドは前半42分、1-1で拮抗していた状況で、セカンドボールをヘディングでつなげたが、このボールがゴールポストを大きく外れた。ゴールキーパーのキム・スンギュ(アル・シャバブ)が手を打てない状況だったため、得点につながりかねない場面だった。
ネットユーザーたちはこの二つの場面について「ロナウドがアシストときれいなクリアを記録した」と、ユーモアを交えて表現している。ロナウドと韓半島(朝鮮半島)を加えて「韓半ド(ハンバンド)」という新しいあだ名もつけられた。ロナウドをソウル市民とした住民登録証の合成写真やロナウドが韓国代表チームのユニフォームを着た合成写真などもオンラインコミュニティを中心拡散されている。
このように国内ファンがロナウドに反応する理由は、彼が基本的にスーパースターだからだが、2019年の来韓時に見せた行動の影響が大きい。当時、ロナウドはイタリアのユベントス所属で韓国を訪れたが、45分の義務出場条項にもかかわらず、結局グラウンドに立たなかった。このため「ノーショー」が物議を醸し、今回のW杯のポルトガル戦を控えてもロナウドとの対決に対する関心が大きかった。