原文入力:2011/07/15 22:44(1053字)
チョン・ウィギル記者
保守白人‘ティーパーティー’に続き 米国政界 揺さぶるか
保守的白人を中心にした米国の有権者運動団体である‘ティーパーティー’に続き、米国で最大の少数人種に成長したヒスパニック系(中南米系)の有権者団体である‘テキーラパーティー’が今月末に発足すると英国<インディペンデント>が14日 報道した。テキーラはメキシコ固有の酒の名前で、メキシコ系などヒスパニックを象徴する。
米国内のヒスパニック人口は5000万人余りで、人口全体の16.3%を占め米国内最大の少数人種グループを形成している。ヒスパニック系の投票率は非常に低く、人口に比べ選挙での影響力が大きくなかったが、テキーラパーティーなど関連有権者団体が組織的に動けば米国政治の地形を変える大きな政治勢力となりうる。
テキーラパーティーが発足することになった主要契機は、最近 米国東南部の州を中心に起きている反移民法制定の動きだ。アリゾナでは不法移民者として疑われる者について検索できる権限を警察に与える法制定が試みられている。ジョージアでも同様な法制定が試みられ、連邦政府はアリゾナとジョージアのこういう法制定を無効にするために努力している。
この集いを主導したティディ ガルシア プルラセは共和党員だが、テキーラパーティーを反オバマ運動にはしないとし「私たちはティーパーティーのように政治家たちを叩くことはしないし、この運動は投票に関するもの」と話した。
ヒスパニックは概して民主党支持指向が強い傾向がある。だが、最近 バラク オバマ行政府がいわゆる‘ドリーム法案’通過など、移民法改革の約束を守れないとしてヒスパニックはオバマと民主党に対する支持撤回の動きを見せている。ヒスパニックたちのオバマに対する支持率は18ヶ月前に73%だったが、今週のギャラップ世論調査では52%に下がった。
テキーラパーティーは今月末、カンザス州で初めての集いを開き公式スタートする。カンザス州は国境から離れたところだが、州議会議員が不法移民者たちは国境で "豚のように射殺しなければならない" と提案し論難を起こした所だ。この集いでは名称とは異なりテキーラは提供されない。 チョン・ウイギル先任記者
原文: 訳J.S