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‘1秒に600ドル’稼ぐオーストラリアの財閥 "日当 2ドル 労賃を削れ"

原文入力:2012/09/06 22:57(791字)

←ジーナ ラインハート オーストラリアの鉱山財閥

鉱業クラブ行事での演説に非難の嵐

 オーストラリアの鉱山財閥ジーナ ラインハート(写真)が 「国家競争力向上のためには労働者の賃金を削らなければならない」と主張して、世論の袋叩きにされている。 ラインハートは去る4日シドニー鉱業クラブのある行事に参加して「オーストラリアの鉱山業は一日2ドル以下の賃金でも喜んで仕事をしようとする(アフリカにある)国々と競争できない」と話したと<ロサンゼルス タイムズ>などが5日伝えた。

 ‘1秒に600ドル’に相当する年俸を受け取る彼女の演説内容はユーチューブを通じて広がり、オーストラリア人の怒りを買っている。 彼女は以前にも 「(金持ちになりたければ)ねたむことをやめ、飲まず、遊ばず、熱心に仕事しなさい」と主張するコラムを書いて荒々しい非難を受けたことがある。 非難にはジュリア ギラード オーストラリア総理も加勢した。 ギラード総理は「労働者に日当2ドルを‘投げ与える’ことは私たちが進むべき道ではない。 私たちは賃金を持ってアフリカと競争しておらず我々に適合した賃金と勤労条件を備えなければならない」と批判した。

 1992年父親のヘンコック鉱山グループを受け継いで38才で会長になった彼女は2008年金融危機以後の原材料価格急騰に力づけられ今年292億オーストラリアドル(約34兆5000億ウォン)の財産を保有する世界最高の女性大富豪になった。

イ・チュンジェ記者 cjlee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/asiapacific/550594.html 訳J.S