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福祉切捨て推進で英国保守党に逆風

https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/515911.html

原文入力:2012/01/24 21:25(1168字)
チョン・ジョンユン記者

世帯当り補助金 総額制限法案
"子供8万人 野宿者に" 世論悪化すると上院が法案にブレーキ

 英国保守党政府のブルドーザーのような福祉切り捨て政策が‘子供福祉削減’という政治的に敏感なイシューに出会い停滞している。
デビッド キャメロン政府は財政赤字と遊んで食べる人口を減らすとして、昨年から低所得層に対する政府補助金を縮小したり総額を制限する‘福祉改革’政策を推進している。 来年から家族数に関係なく世帯当りの政府補助金上限を週当り500ポンド(約88万ウォン),年間総額2万6000ポンド(4570万ウォン)に制限することを骨子としている。

 だが、児童福祉団体‘子供たちの社会’はこの法案が施行される場合、数万人の子供たちが貧困階層に転落し約8万人余りの子供たちが無住宅者になるという衝撃的な統計を出した。 補助金上限制の対象に住宅補助金2万800ポンドが含まれるため、賃貸料が高い地区を中心に路上に追い出される大家族世帯が急増すると予想されるとこの団体は説明した。

 特に英国聖公会は去る20日、総理室に意見書を送り「法案の趣旨は理解するが大型住宅に居住する大家族の場合、居住空間を失うことになり子供たちが被害を受ける恐れがある」として公式的な反対意見を表明した。 リポン・リーズ地区のジョン パッカー主教も「新しい制度が導入されれば脆弱階層が深刻な打撃を受ける」としながら「両親が失業者である子供たちが大きな苦痛を味わうことになる」と憂慮を表明した。

 これに対してイアン トンコン スミス雇用年金長官は<BBC>放送インタビューで 「一年に2万6000ポンドも受け取っても貧困階層に転落するということは信じ難い」として直ちに収拾に乗り出した。 日曜新聞<サンデータイムズ>では 「福祉改革案は失業者に仕事をするよう誘導するだろう」と主張した。

 だが、世論が悪化して、英国上院は23日政府の補助金上限制計画にブレーキをかけた。 2万6000ポンドの上限規制対象から‘子供に対する恩恵’は排除しようという法案が252対237で可決されたのだ。 この表決には連合政府のパートナーである自由民主党議員の相当数が参加した。

 英国日刊<ガーディアン>は24日「政府は補助金上限制対象から子供に対する恩恵を除外させるのか、(恩恵縮小が)もう少し緩和された過渡期法案を提案するのか、二つのうち一つを選択しなければならない」と批判した。 チョン・ジョンユン記者

原文: 訳J.S