原文入力:2011/10/27 02:11(1275字)
イ・ジウン記者、ソンチェ・ギョンファ記者
電話番号任意選択方式
携帯電話も対象に含め
予測力改善の中、限界も依然
←19日までに実施されたソウル市長世論調査
26日のソウル市長選挙を控えて実施された世論調査の正確度はどうだっただろうか? 調査の度に結果が揺れ動いたために全般的な信頼度には依然クエスチョンマークがつく。しかし昨年のソウル市長選挙時よりは相対的に予測力が高まったと見られる。
この日夜12時30分現在(開票率82%)パク・ウォンスン野党圏単一候補とナ・ギョンウォン ハンナラ党候補の得票率は各々53.2%、46.5%で格差が6.7%であった(訳注:最終結果は53.40%-46.21%,格差7.19%)。 夜8時に発表された放送3社の出口調査の結果は(9.2%)はこれに近接したが、‘誤差範囲内混戦’といっていた世論調査結果とは全く異なるものだった。
世論調査の公表禁止(19日)直前に実施された<国民日報>-GHコリア世論調査ではナ候補がパク候補を2.9%、<中央日報>世論調査では3.6%差で上回っていた。パク候補が勝つと見た<朝鮮日報>-メディアリサーチ(2.1%),<ソウル新聞>-エム・ブレーン(4.1%),<YTN>-韓国リサーチ(5%)調査も支持率格差が実際の格差とは違いが生じた。
しかし2010年ソウル市長選挙時と比べれば正確度が高まったと専門家たちは分析する。 当時大部分の世論調査は16~19%差でオ・セフン ハンナラ党候補の圧倒的勝利を予測したが、結果はわずか0.6%差であった。 ハン・ミョンスク民主党候補側が「世論調査結果を見て諦めた支持者が投票場に行かなかったせいで負けた」と惜しむほどであった。
こういう‘アップグレード’された結果は調査方式の改善から始まった。電話帳に登載された固定電話だけで調査した以前とは違い、今回の選挙では大部分の世論調査が電話番号を任意に選択する方式(RDD)で実施された。特に調査対象に携帯電話使用者を含め、固定電話世論調査でよく見えない若年層、会社員たちの投票者の心をある程度読みだしたものと見られる。今回の世論調査でナ候補の勝利を予測した調査は大部分が固定電話だけで実施したもので、パク候補が勝つと予想した調査は固定電話と携帯電話を混ぜた調査だ。シン・ジンウク中央大教授は「これまで予測失敗を繰り返しながら任意番号方式と携帯電話調査など世論調査の技術的改善がなされ予測度が高まった」として「ただし投票指向と投票意志が実際の投票行為につながるかは予測が難しいため依然として限界がある」と話した。世論調査の公表禁止以後の変動状況を反映できない現実的限界も指摘される。 イ・ジウン、ソンチェ・ギョンファ記者 jieuny@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/502668.html 訳J.S