原文入力:2011/10/15 02:09(809字)
キム・グァンス記者
整理解雇問題で長期にわたる労使葛藤を経ている全国金属労働組合韓進重工業支会長選挙で、整理解雇者たちの支持を受けている候補が当選した。整理解雇者たちは国会環境労働委員会勧告案の受け入れに反対しており以後の労使交渉にどんな影響を与えるか関心が集まっている。
金属労組韓進重工業支会は14日、任期2年の新支会長を選ぶ選挙でチャ・ヘド(53)候補が投票参加者の54.5%を得て当選したと明らかにした。 2003年馬山(マサン)支会長を務め、キム・ジュイク烈士非常対策委員長を務めたチャ候補は17日から任期を始める。チャ候補は 「現場組合員が選択したことは実利的執行部より民主労組に向けた熱望だと考える」と話した。 組合員808人の内、768人(97.1%)が参加した今回の選挙にはチャ候補と現チェ・キルヨン支会長、キム・サンウク候補など3人が出馬した。
チャ候補の当選により労使交渉がさらに難しくなるだろうという展望も出ている。 チャ候補は整理解雇者などが設けた‘韓進重工業整理解雇撤回闘争委員会’共同代表を受け持っている。 整理解雇者たちが‘整理解雇者94人を労使合意から1年以内に再雇用する’内容の国会環境労働委の勧告案に反対しており、交渉でも強硬な態度を示すだろうというものだ。
労使交渉は難航するだろうが失敗には終わらないという視角も多い。チョ・ナモ韓進重工業会長が国会環境労働委勧告案を受け入れることにしたので、チャ候補当選とは関係なく大きな枠組みでの労使交渉は続くという根拠からだ。
釜山/キム・グァンス記者 kskim@hani.co.kr
原文: 訳J.S