原文入力:2011/08/01 16:41(1785字)
ソウル市スポークスマン "先送りできず今日午前に発議する"
クァク・ノヒョン教育長 "教育長の権限" ‘権限争議審判請求’
←ソウル市が8月1日、住民投票の強行意志を明らかにした。オ・セフン ソウル市長が去る6月16日ソウル地域の小・中学生全面無償給食賛否を尋ねる住民投票請求署名簿の前で記者会見をしている。 ハンギョレ21 イ・ジョンチャン
"オ・セフン(ソウル市長)はソウル市民が水害のために苦痛を受けていようが関わりなく、多額の金をかけても無償給食投票を強行するというんだね。 オ・セフン市長を解雇するためにはどうすればいいのですか? 住民召還か何かして、水害責任も問いただし不正も知らせて切りましょう" (@aimhigh2400) "国の財政が心配で無償給食に反対するオ・セフン。ソウル市庁舎建設に3千億,東大門デザインプラザに4200億,漢江ルネサンスに5400億,無償給食反対住民投票費用に180億. 4大河川事業には沈黙."(@twin0808)
ソウル市が途方もない被害を出した7・27水害にもかかわらず、予定通り今月24日に小・中学校全面無償給食反対投票を強行すると1日に発議するやインターネットとツイッターでは「災難状況で無償給食反対投票だなんて」という世論が沸き立っている。
イ・ジョンヒョン ソウル市スポークスマンはこの日午前10時、定例ブリーフィングを持ち「小・中学校全面無償給食に必要とされる年間予算が5000億ウォン、全国で2兆ウォンかかるが、これが無償住宅など福祉ポピュリズムにつながった時、かかる予算が数十兆ウォンに及ぶ」として「昨年からソウル市の主要懸案である(全面無償給食反対)住民投票は先送りできず今日午前に発議するようにする」と強行の意を公式化した。
イ スポークスマンは 「これがソウル市も予算にどんな影響を及ぼすかをソウル市民に問う必要がある」として「単純に給食問題に終わるのではなく、無償福祉シリーズの象徴である無償給食施行方向に対し住民たちに選択的意思を聞く投票になるだろう」と説明した。
しかしイ スポークスマンは数十人の人命被害と途方もない財産被害が発生した7・27水害復旧を控え、オ市長の政治的意志を貫徹させるために住民投票を強行することに対する反対世論を意識したように、始終一貫「山崩れ復旧と原因糾明、被害支援がソウル市政の第1順位」と強調した。
これに対してクァク・ノヒョン ソウル市教育長と民主党など野党圏はオ市長の反対投票強行を非難し強力に対処すると明らかにした。
クァク教育長はこの日 記者会見を行い「教育・学芸に関する事務である無償給食はソウル市長ではなく教育長の事務であり権限だが、これに関連した住民投票を市長が発議することは明白な違法」としつつ憲法裁判所に‘権限争議審判請求’と‘無償給食住民投票効力停止仮処分申請’を行い、司法的審判を要求すると明らかにした。 キム・ジンピョ民主党院内代表も「住民投票にかかる選挙費用182億ウォンは水害復旧に使わなければならない」として住民投票発議を批判した。イ・ジョンヒ民主労働党代表は「住民投票はオ・セフン市長の大統領選挙出馬のための踏み台作り」と主張した。
一方、住民投票案は無償給食支援範囲に関し所得下位50%の生徒を対象に2014年までに段階的に実施する案と所得区分なしにすべての生徒を対象にし、小学校は2011年から、中学校は2012年から全面的に無償給食を実施する案から一つを選ぶものだ。
投票案の掲載順序は3日までに市選管委で賛成・反対運動代表団体代表者または、これらの代理人が参加した中で抽選で定める。1日から市選管委が住民投票進行業務を専門担当し、投票日前日の23日までは住民投票運動が可能だ。投票運動は誰でも参加可能だが、住民投票権のない者、公務員、選管委委員、マスコミ従事者は運動はできないが単純な意見陳述は可能だ。
デジタルニュースチーム
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/489886.html 訳J.S