原文入力:2011/07/27 21:43(1338字)
ク・テソン記者
ハウス、キャンプキャロル埋却地 指定
←スティーブ ハウス
"韓国国民と漆谷(チルゴク)住民たちに謝罪申し上げます。" 27日、慶北(キョンブク)、倭館(ウェグァン)キャンプ キャロルを訪問した後、漆谷郡(チルゴクグン)庁で開かれた住民懇談会に参加したスティーブ ハウスは 「この席に来るまで長い時間がかかった」 として、33年前キャンプ キャロルに勤務し、枯れ葉剤を埋めたことについて住民たちに謝った。 スティーブが謝罪の発言をすると住民懇談会に参加した漆谷(チルゴク)住民500人余りは拍手を送った。 また、一部住民たちは 「ハウスの勇気ある決断に感謝申し上げる」とか 「ありがとう」 などの言葉で励ました。
彼は「33年前、韓国にくる時、韓国人を保護しにきたのであり害を及ぼすために来たわけではなかった」として「共に努力して真実を糾明しよう」と話した。ハウスはこの日 四日間の厳しい日程と良くない体調のために非常に疲れているように見え、謝罪発言をする時は喉がつまらせていた。
この日、キャンプ キャロルを訪問したハウスは枯れ葉剤埋却場所としてヘリコプーター着陸地の南側地点を指定した。彼はキャンプ キャロルを訪問した直後、地図と写真を取り出し対照してみた後、漆谷(チルゴク)文化会館から500m余り離れたヘリコプーター着陸地の南側地点を枯れ葉剤埋却地だと明らかにした。この地点はハウスが従来から指定していたところから南に300余m程離れていて、部隊内D区域からもかなり遠い。
ハウスは「長い歳月が流れ実際に作業した地域と混同して申し訳ない」として「当初指定したD区域は当時、臭いが激しく憂慮した地域として記憶している」と打ち明けた。
韓-米共同調査団は「ハウスが指定したところは今まで調査地域から除外されていたところ」とし「早急に韓-米協議を経て下調べなしで直ちに土壌ボーリング調査に入る」と明らかにした。
ハウスが枯れ葉剤埋却地を具体的に目星をつけるとすぐに住民たちは「正確な真実糾明のために埋却地点を直接掘りおこそう」という意見が相次いだ。ハウスと同行した民主党チョン・ドンヨン議員と民主労働党キム・ソンドン議員も「国民が強く心配している」として「ハウスが指定した地点を直接掘ってみてはどうか」と提案した。一部住民たちは「正確な真相究明と汚染有無を明らかにするために特別法の制定と国政調査を行ってほしい」と建議もした。
米軍当局が33年前の枯れ葉剤埋却記録がないと主張していることに対して、ハウスは 「私が直接文書で残しはしなかったが、誰かが記録しておいたと信じる」と話した。ハウスとともに漆谷を訪問したビル スチュワードは 「米政府と米軍が如何に多量の化学物質を埋め、どんな方法で廃棄したかを公開しなければならない」と明らかにした。
漆谷/ク・テソン記者 sunnyk@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/489392.html 訳J.S