原文入力:2011/06/05 21:18(1749字)
イ・ジェミョン記者
東亜・毎日経済 総合編成と連合ニュース報道チャネル持分買い入れ
釜山貯蓄も25億…PF不良の中、ハイリスク投資 論難
銀行ら "報道機関 強圧" …該当言論 "自発的参加"
不動産プロジェクトファイナンシング(PF)不良のために苦況にある貯蓄銀行が今年初め、事業性が不透明な総合編成チャンネル(総合編成)等の事業に数十億ウォンずつを投資していたことが分かった。総合編成事業に飛び込んだ言論に対する‘保険性投資’性格もあるが、内部事情を覗いて見れば報道機関の強権による‘泣いて辛子を食べる(泣く泣く)'式の持分参加もあるものと見られる。
5日、金融監督院電子公示などによれば、ソロモン・第一・現代スイス・釜山など大型貯蓄銀行が去る1分期に少ない場合で13億ウォンから多くて45億ウォンまで総合編成と報道専門チャンネルに投資していたことが確認された。持分投資が確認されたところは毎日放送(毎日経済)・チャンネルA(東亜日報)等、総合編成2ヶ所と報道専門チャンネル連合ニュースTV(通信社連合ニュース)1ヶ所だ。
ソロモンは去る2月、毎日放送と連合ニュースTVに各々10億ウォンと3億ウォンを投資した。 現代スイスは25億ウォン相当の毎日放送持分を買い入れた。 現代スイス2もやはりチャンネルAと連合ニュースTVに各々10億ウォンずつを投資した。 第一はチャンネルA・毎日放送・連合ニュースTVに各々30億ウォン・10億ウォン・5億ウォンずつ投資した状態だ。 営業停止された釜山貯蓄銀行は連合ニュースTVに25億ウォンを投資した事実が検察捜査過程で明らかになりもした。釜山貯蓄銀行は営業停止をわずか一週間後に控えた去る2月10日、資金を完納し連合ニュースTV持分の4.16%を確保した。
問題は出資した貯蓄銀行がプロジェクトファイナンシング(PF)貸し出し不良などで困難に陥っていたという点だ。ソロモンは昨年だけで682億ウォンの損失を出した。 第一も韓国資産管理公社(ケムコ)に売却した不良債権が730億ウォンに達する。現代スイスと現代スイス2は各々2195億ウォンと292億ウォンの不良債権をケムコに売った状態だ。 金融圏関係者は「不良を払いのけても足りない時にまた別の不良が憂慮される‘ハイリスク投資’をした形」と批判した。
貯蓄銀行は表面的には "正常投資" と明らかにしている。 だが、総合編成チャンネル進出報道機関らの圧力が投資の直接的契機だったという事実も認めた。 匿名を要請したある貯蓄銀行関係者は「昨年から報道機関幹部が数回経営陣を訪ねてきて圧迫し、それを断れば批判的記事を送りだすこともした」として「難しい事情だがそれを無視できずに体面繕いする線で決めることになったのだろう」と話した。また別の貯蓄銀行関係者も「実務者はよく分からないが、経営陣側には(報道機関らの圧迫が)あったようだ」として「そのような圧迫のために投資がなされたという気がする」と話した。資本金納入に困難を来たした一部総合編成事業者はその他にも資本金1兆ウォン内外の中堅貯蓄銀行らを圧迫していたことが分かった。
総合編成を推進中の報道機関はこういう事実を否認した。連合ニュースTV側は「釜山貯蓄銀行は2009年末、投資意向書を締結した後 今年初め自発的に投資金を出したので法的問題はないが、誤解が多く困惑している」と話した。また、チャンネルA側は「大株主以外の一般投資家は明らかにすることはできない」として「事実関係に誤りがあるようだ」と話した。毎日放送側も「放送投資家はメディアとのシナジー効果などを考慮することができる」と話した。だが、毎日放送とチャンネルAが去る3月末に事業承認申請を一度遅らせ、業界では彼らが資本金準備に困難を来しているという噂が盛んだった。
イ・ジェミョン、チェ・ソンジン記者 miso@hani.co.kr
原文: 訳J.S