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クムジョン窟 犠牲者たち 安らかに眠れる日はいつ…

原文入力:2011/06/02 23:01(1287字)
パク・ギョンマン記者

高陽市議会、遺骸安置・平和公園条例案上程 また延期
報勲団体 "理念葛藤を助長" 口実に博物館などの建設に反対

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6・25戦争の時に京畿高陽市クムジョン窟で合法的手続きなしに集団犠牲にされた民間人153人の遺骸安置と平和公園造成のための条例案が保守団体の反対で難航している。

高陽市議会は先月26日の臨時会で‘高陽市 戦争犠牲者のための高陽歴史平和公園造成および管理運営に関する条例案’を上程しようとしたが、報勲・安保団体の反発が強い上に与野党議員間で理念論争が広がる兆しを見せ、条例案上程を次の会期に先送りした。

条例案を発議した高陽市議員12人は「真実・和解のための過去史整理委員会のクムジョン窟事件に関する真実糾明決定事項中、地方自治体への勧告事項を履行し、平和と人権伸張、民族和解の土台を作るために条例制定に出た」と明らかにした。条例案の主要内容は△‘高陽歴史平和公園委員会’構成△クムジョン窟犠牲者の遺骸安置および慰霊事業△平和・人権・民族和解のための歴史教育などだ。

ワン・ソンオク(48・民主党)市会議員は「条例案に対する意見調整がさらに必要だと判断し上程を留保した」とし「内容を修正・補完して7月臨時会か9月定期会の時にまた上程する予定」と話した。

だが、去る4月20日に開かれた高陽市議会臨時会でもクムジョン窟関連条例案の上程を巡り論難が起き係留された上に、保守団体が反発し条例が制定されるまでには相当な陣痛が予想される。

傷痍軍警会・在郷軍人会など14団体で構成された報勲・安保団体高陽協議会チェ・シルギョン会長は「クムジョン窟犠牲者の遺骸安置と慰霊碑を建てることには異議がないが、博物館と歴史教育館の建設には反対する」として「十分な対話なしに一方的に条例を作れば国家アイデンティティき損とまた別の理念葛藤がもたらされかねない」と明らかにした。

真実・和解のための過去史整理委員会は2007年「韓国戦争期、高陽クムジョン窟で起きた歴史的悲劇と過ちを以後の世代が忘却しないために事件と関連した資料を収集しこれを研究・教育できる高陽地域の歴史館建設を積極的に推進すること」を地方自治体に勧告した経緯がある。

パク・サンイク高陽市平和人権チーム長は「真実・和解委の勧告事項は倫理道徳的基準として見る時、子孫が当然にしなければならない道理」として「居昌追慕公園を参考にして平和公園・記念館建設のための妥当性調査を進める予定」と話した。

一方、1995年に遺族たちにより発掘された後、ソウル大病院倉庫に臨時保管されてきた遺骸は16年ぶりに 来る9月24日 高陽市チョンア公園に臨時安置される展望だ。
パク・ギョンマン記者 mania@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/481094.html 訳J.S