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"韓進重 解雇労働者らに力を"

原文入力:2011/05/31 21:43(1299字)
イ・ムニョン記者

塩花木に向かう希望バス
キム・ジンスク民主労総指導委員
今月11日 高空籠城 157日目
各界要人・市民、影島に集まり
"不当解雇撤回" ロウソクのあかりを持って

‘希望を乗せたバス’が‘絶望の工場’に向かって走る。全国から集まった希望バスが釜山影島の35m上空に根をおろした‘塩花木’の陰の下に集結する。塩花木はキム・ジンスク民主労総指導委員の本の題名で、'塩気の混じった汗じみ'を意味する。

6月11日に起こる‘事件’だ。この日はキム指導委員が韓進重工業クレーンに上り高空籠城を始めて157日目になる。文人や美術家、市民社会団体、解雇・非正規職労働者、ロウソクのあかり市民らと一般の人たちがこの日、彼に会うために全国各地からバスに乗る。‘希望’と名前をつけたバスに身をのせて、彼の背中に描かれたうっそうとした塩花木に出遭う。

希望バスは去る4月と5月初めの二度 キム指導委員の籠城場を訪問したソン・ギョンドン詩人と‘派遣美術家’(国家暴力の現場で活動する美術家たち),龍山惨事現場を守ったメディア活動家たちの頭の中から出た。双龍自動車とバレオ空調コリアおよび才能教育解雇労働者が力を加えプロジェクトは急流に乗った。ソン詩人は31日「あまりにも巨大な私たちの社会の絶望が希望バスを組織する契機になった」 と話した。「孤独に戦うキム指導委員と彼が背中に担った数多くの整理解雇者たちと非正規職労働者たちに力になれば良い」とも語った。

バスに乗るという人々も列をなす。ムン・ジョンヒョン神父と‘平和の風’は全北群山と全州から、現代ハイスコ非正規職労働者は全南順天から、双龍自動車解雇労働者は京畿平沢から各自のバスを出発させる。キム・セギュン ソウル大教授はソウルだけでなく釜山・蔚山・慶南地域も教授たちを率いて合流する。キム・ヨジン(俳優)、パク・ヘギョン(歌手)氏とともに活動してきた‘遊び人外部勢力’と‘レモンツリー工作団’も韓進に向かい、小説家コン・ソンオク氏と映画監督チョン・ジヨン、キム・ミレ氏もバスに乗る。全国から500人余りの人々が十数台のバスに身を乗せると予想される。イ・チャングン双龍車労組企画部長は「今やキム・ジンスクはキム・ジンスク個人ではない。崖っぷちに立ったこの土地のすべての労働者たち」として「85号クレーンの下で多くの人々が彼を守っていることを示す」と話した。

全国から希望バスに乗り集まった人々は11日夜、影島大橋から85号クレーンの下までロウソクのあかり行進を行う。寝るときもクレーンの下で寝る。影島の海風に当り各自準備してきたテントを張り野宿する予定だ。現在、韓進重工業使用側はストライキ労働者らを相手に裁判所に退去および立入禁止仮処分申請を出した状態だ。
イ・ムニョン記者 moon0@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/480662.html 訳J.S