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米軍 "土中レーダー調査だけしよう"

https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/480619.html

原文入力:2011/05/31 21:58(958字)
ナム・ジョンヨン記者

毒性物質 追加検出 憂慮した模様
国 "土壌・地下水試料 抽出"

枯れ葉剤埋却疑惑が提起された慶北、倭館の米軍基地‘キャンプ キャロル’に対する基地内埋却地調査を控え、駐韓米軍が‘地下透過レーダー’(GPR)方式に固執し論難がおきている。駐韓米軍は土壌と地下水から試料を抽出する‘サンプリング’方式を選ぶ場合、ダイオキシンの他にもベンゼン、フェノールなど他の毒性・発ガン物質が検出されることを憂慮していると知られた。

環境部関係者は31日「駐韓米軍は枯れ葉剤埋却疑惑が提起された地点で、地下透過レーダーで調査を決着させようという態度を示している」として「わが政府はそのような調査では国民的疑惑を解消できないという立場を繰り返し伝えた」と明らかにした。地下透過レーダー方式は地中にレーダーを発射し異質物の有無を調査するものだ。有害物質が入ったドラム缶の有無を確認することはできても、実際に土壌・地下水の汚染有無は分からない。

これに伴い、環境部は去る環境分科委会議で地中をボーリングした後に少量の土壌・地下水標本を採取し分析するサンプリング方式を強力に主張したと伝えられた。 この提案に米軍側が難色を示すと韓国側委員が席を蹴って立ち上がるなど一時緊張した雰囲気も造成されたと知られた。

キャンプ キャロル民官共同調査団関係者は「米軍が実際に困惑しているのはダイオキシンでなく他の毒性物質の検出」とし「土壌・地下水を採取して検査すれば他の毒性物質の調査結果も同時に出てくる」と説明した。実際にキャンプ キャロルでは2004年に猛毒性発ガン物質であるトリクロロエチレンなどが飲み水基準値の30倍以上 検出された。

韓・米両国は1日、環境分科委会議を開き調査方式を決めた後、2日には埋却地の調査に入る。ひとまずレーダー調査結果を見守った後、サンプリング可否は後回しにしようという妥協案を米軍側が出す可能性もある。 ナム・ジョンヨン記者 fandg@hani.co.kr

原文: 訳J.S