本文に移動

今年 小学校6学年‘歴史一夜漬け勉強’することに

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/458695.html

原文入力:2011-01-14午後04:24:38(1226字)
改定教育課程施行により社会教科書から歴史除く
補充資料で 32時間 授業…教師ら "学習欠損 大きい"

イ・ユジン記者

国家教育課程の改編により今年の小学校6学年社会教育課程で歴史部分がなくなり‘歴史教育空白’事態が起きる中で、政府が補完のために臨時に編成した歴史授業時間も32時間にとどまり‘不良教育’憂慮が出てきている。

13日、教育科学技術部と一線教師らの説明によれば、今年小学校6学年に適用される2007改定教育課程に合わせ教科書が改編され、6学年1学期社会に配分されていた歴史関連内容が5学年に降り下げられ、5学年は1年間に102時間の歴史授業をすることになった。問題は6学年社会で歴史がまるごと除かれ6学年の生徒たちが歴史を習うことができない状況に置かれることになったという点だ。

‘歴史授業欠損’に対する批判が提起され、教科部は昨年あたふたと全国市・道教育庁に対策準備を指示する一方、歴史関連内容を盛り込んだ6学年社会教師用指導資料と生徒用補充資料を作るなど後続作業に出た。しかし‘挟み入れ’式で教育課程を編成したために歴史授業に割り当てられた時間は32時間に止まった。昨年まで小学校6学年の歴史授業時間は51時間だった。

キム・ヘギョン全国教職員労働組合(全教組)小学校科会会長は「難しい内容の通史を32時間に圧縮して教えるのはほとんど不可能だ」と話した。特に一線教師たちは小学校6学年の場合、国家水準学業達成度評価(一斉試験)を行わなければならない学年であり、より一層負担になると訴える。

事情がこうであると見て歴史先行学習プログラムまでが頭をもたげている。ある私教育業者の歴史プログラム担当者は「政府の広報不足により父母たちも、こういう内容を知らない人が多く、多くの企業等が休み中に歴史先行学習を企画している」と話した。

これに対して教科部関係者は「授業欠損だとまでは言えず、改定教育課程が次々と適用される中で生じた過渡期的現象なので政府次元で最大限 歴史授業時間を確保するために努めた」として「学校の事情により裁量時間を追加活用することができる」 と話した。しかし教師たちは裁量時間に教科部が要求する創意的体験活動までしなければならないので時間が不足だと話している。

ペ・ソンホ歴史教育研究所研究員は「6学年社会に限り教育課程適用を1年間猶予すれば教科部が追加予算を当てて補充資料まで作る必要がなかった」とし「この頃の生徒たちは、そうでなくても敬遠する歴史を短時間で習わなければならないため学習欠損が大きいだろう」と話した。

イ・ユジン記者 frog@hani.co.kr

原文: 訳J.S