本文に移動

キム・ファンシク‘言葉を変える歴史’キム・テホ 顔負け

原文入力:2010-09-27午後08:04:19(1641字)
過去聴聞会と異なる解明 論難

コ・ナム記者

←キム・ファンシク国務総理候補者が27日午前、ソウル、鍾路区、通義洞の金融監督院別館でエレベータに乗り候補者事務室へ向かっている。 連合ニュース

 "子供の学費 姉・義母がくれた" → "勤倹節約すれば賄い可能"
 "両眼7ディオプター差で軍免除" → "正確には分からないが…"
 "相次ぐ再身体検査 不同視の為" → "甲状腺機能こう進が理由"
 "監査院長が最後の公職" →現在 総理候補者
キム・ファンシク(62)国務総理候補者が財産関係や兵役などの各種疑惑に対し過去の聴聞会の時と異なる答をして‘言葉変え’論難がおきている。

キム候補者の子供の留学費など‘収入より多い支出’は2005年の最高裁判事人事聴聞会の時も論難となった。当時の会議録を見れば、キム候補者はパク・スンジャ ハンナラ党議員が判事の時に留学費など支出が多いが子供の留学期間に財産が増加した理由を尋ね、「公職生活する間に姉や義母が公務員生活をしながら学費も多くかかるからと学資金を補充した場合がある。そんなことが何度かあった」と答えた。

イム・ヨンホ自由先進党議員は、去る24日この会議録を根拠に‘贈与税脱漏’疑惑を提起した。キム候補者の財産申告内訳には留学費支出内訳が存在せず、留学費を除いても支出が収入をはるかに超過するというのがイム議員の主張だ。これに対しキム候補者は、総理室を通じて「最高裁判事、監査院長など当時の所得を勘案すれば勤倹節約すれば賄える」と解明した。同じ質問に対し‘姉と義母の支援’から‘自分の負担’に答を変えたのだ。

イム議員は27日に再び報道資料を出し 「勤労所得資料が残っている最近5年だけ計算しても、2006年から今までに息子1人に支出された留学費だけで1億5000万ウォンであり超過支出が6400万ウォン」とし「2006年以後だけで2億1400万ウォンの出処が不明だ。これに長女の留学費用を加えれば支出がより大きくなる。姉たちに支援されたお金に対して税金(贈与税)を払っていないことを覆い隠すために言葉を変えたことではないのか」と主張した。

‘不同視’(左右視力の屈折度差)に対しても、キム候補者は2005年の人事聴聞会時は軍免除理由を説明し 「不同視、両眼の差が約7ディオプターと出た」と正確に答えた。しかし2008年監査院長聴聞会でヤン・スンジョ民主党議員とソン・ヨンソン ハンナラ党議員が同じ質問をすると「正確にどの程度の違いが生じたかは今は分からない」と答えた。

キム候補者は2005年の聴聞会の時、1970年~1972年に3回‘ムジョン’(再身体検査)判定を受けた理由を、聴聞委員が追及するや「両眼の視力差は相変わらずだ」と答えた。‘不同視’ためという趣旨だった。2008年聴聞会の時、同じ質問が繰り返し出てくるや、その時始めて「1970~72年にムジョンを受けた理由は甲状腺機能こう進」と答えた。

‘最後の公職’という2008年の確約も覆した。当時、キム候補者は最高裁判事の任期を3年4ヶ月残し監査院長職を受諾したため、三権分立を傷つけたという裁判所内外の批判に苦しめられた。キム候補者は当時、聴聞会で「総理提案を受けたなら行かない。監査院長だから行く」として「(監査院長は)独立性と中立性を生かして仕事が出来る分野だが、総理職はそんなこととは全く関係がない職責」と話した。パク・ソンスク民主党議員が「この職(監査院長)を最後の任命職だと考えたことがあるか」と尋ねるやキム候補者は「そうだ」と答えた。

コ・ナム記者 dokko@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/441114.html 訳J.S