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台風 目前 危険な高空籠城 "4大河川 論議機構 構成すれば解散"

原文入力:2010-08-10午後07:15:36(1326字)
咸安堰 籠城者、要求 掲げ
工事継続…豪雨対備‘緊張’

ホン・ヨンドク記者

←第4号台風テンムが韓半島に近づく10日午後、釜山近海に風浪注意報が下された中でこの日の水泳が禁止された海雲台海水浴場に高波が打ち寄せている。 釜山/連合ニュース

台風テンムが韓半島に近接した10日、4大河川事業を行う全国各地の工事現場はもちろん、工事中断を要求する籠城現場もぴしっと緊張した。
緊張感が最も高いのは、環境活動家2人が高さ40mの工事現場内クレーンに上がり20日目の籠城を続けている慶南、昌寧の咸安堰だった。11日明け方には台風の直接影響圏に入ると予想される上に、大型クレーンなど堰建設に動員された装備が多いためだ。浚渫土が洛東江本流に流れて行く可能性が高く環境事故憂慮も出てきた。

キム・ドゥグァン慶南道知事はこの日電撃的に咸安堰を訪ね 「強い台風が来ているのでクレーンから降りてくれ」と頼んだ。だが、籠城中のチェ・スヨン釜山環境運動連合事務局長とイ・ファンムン 晋州環境運動連合事務局長は△4大河川事業の即刻中断△4大河川事業を論議する国民的協議機構の構成△国会内4大河川検証特別委の構成など3ヶの要求事項を提示した後 「この内の1つだけでも受け入れられれば籠城を解く」として踏みとどまった。韓国水資源公社側は「台風がくる前にクレーンを撤去するべきだが、環境活動家らが降りてこずに心配」と明らかにした。

京畿驪州の梨浦堰で占拠籠城中の環境活動家3人も台風が近づいても籠城を解かない態勢だ。近隣のチャンスン(木像)公園で支持籠城中のパク・チャンジェ環境運動連合状況室長は「麗水方面で台風が弱くなるというが緊張している」として「賛成側住民たちの威嚇的行為が続いているが警察が手をこまねいていることが現在さらに脅威となっている」と話した。

この日も全国の4大河川事業工事現場は‘速度戦’から例外とはなれないように工事を継続した。まだ台風影響圏に入っていないという理由からだ。だが、各工区ごとに台風と豪雨に備えたマニュアルを点検するなど、緊張した様子が歴然だった。チョン・サンフン 扶餘堰監理団長は「先月 一日100㎜の梅雨雨が降った時も、こちらでは格別被害がなかった」としつつも「水位が7mを越え川岸が浸るほどになれば装備を堤防の外側に移し工事を中断することがありうる」と話した。錦江堰と錦南堰工事現場もリアルタイムで気象予報と水位などを確認している。

洛東江下流 第2河口堰工事をする水公側は、台風の直接影響圏に入ると予想される11日には工事を暫定中断することにし、洛東江下流 1~4工区を引き受けた釜山市建設本部も11日は工事を行わない方針だ。釜山、昌原、大田/キム・グァンス,チェ・サンウォン,チョン・ジンシク記者

ホン・ヨンドク記者 kskim@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/434400.html 訳J.S