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北朝鮮女子サッカーチーム、17日に韓国へ…8年ぶりの北朝鮮選手団の訪問

登録:2026-05-05 06:16 修正:2026-05-05 07:52
17日、水原でAFC女子チャンピオンズリーグに出場 
体育相など北朝鮮高官の名前は名簿になし 
統一部「意思疎通・協力に最善を尽くす」
昨年11月、ミャンマーのヤンゴンで開催されたアジアサッカー連盟女子チャンピオンズリーグの試合に先立ち、記念撮影を行う「ネゴヒャン女子蹴球団」=ヤンゴン/EPA・聯合ニュース

 北朝鮮の女子サッカークラブ「ネゴヒャン(私の故郷)女子蹴球団」が、アジアサッカー連盟(AFC)女子チャンピオンズリーグに出場するため韓国を訪れる。北朝鮮の女子サッカーチームの韓国訪問は、2014年の仁川(インチョン)アジア大会以来12年ぶりとなる。

 韓国統一部と大韓サッカー協会は4日、2025〜2026アジア女子チャンピオンズリーグの準決勝で、「水原FCウィメン」と対戦する「ネゴヒャン蹴球団」の訪韓が確定したと発表した。AFCは1日、サッカー協会に対し、ネゴヒャン蹴球団の試合出場が確定したと通知した。大統領府はこの日、声明を発表し、「ネゴヒャン蹴球団のAFC女子チャンピオンズリーグ準決勝への出場を歓迎する」としたうえで、「政府はAFC、水原FCウィメンと共に、選手団が試合を円滑に戦えるよう協力していく」と述べた。

 ネゴヒャン蹴球団は、17日に中国の北京から飛行機で仁川国際空港に到着する予定だ。統一部は選手27人と支援スタッフ12人の計39人が訪韓する予定だと明らかにした。統一部とサッカー協会は、北朝鮮選手らの訪問承認に向けた証明書類および行政手続きを進めるとともに、AFCと共に競技場の実地視察をはじめ、安全のための現場支援に着手する。現時点では、北朝鮮側から無観客試合の要請はなかったという。キム・イルグク北朝鮮サッカー協会会長兼体育相は、先月末にカナダのバンクーバーで開かれたAFC総会で、サルマン・ビン・イブラヒム連盟会長と面談したとされる。だが、訪韓する選手団の名簿には、キム体育相は含まれていないという。

 南北関係が冷え込む中での北朝鮮選手団の訪問は意義深いことだが、これを機に対話が再開される可能性は低いというのが大方の予想だ。統一部の関係者は同日のブリーフィングで、「政府として行うべきことを行いながら、国際大会であるという点を最大限尊重し、意思疎通と協力を図っていく」とし、「この行事が順調にスタートすること自体に意義を見出し、良い先例を作るために役割を果たす」と述べた。

 平昌(ピョンチャン)冬季五輪で頂点を迎えた南北間のスポーツ交流は、両国の関係が冷え込むにつれて一時中断された。北朝鮮のスポーツ選手が韓国の地を踏んだのは、平昌冬季五輪が開かれた2018年の12月に仁川で開催された国際卓球連盟(ITTF)ワールドツアー・グランドファイナルズが最後。北朝鮮の地域のクラブが韓国で試合を行うのは初めてのことだ。特に、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権下の2023年12月、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記兼国務委員長が南北関係は「敵対的な二つの国家」と宣言して以来、両国関係の冷え込みは続いている。西江大学のキム・ソンギョン教授(社会学)はこの日、ハンギョレの取材に対し、「今回の機会を通じて、北朝鮮が宣言した『敵対的な二つの国家論』の『敵対性』をいかに緩和できるかを検討する必要がある」と語った。

 ネゴヒャン蹴球団は平壌(ピョンヤン)を本拠地として2012年に創設され、北朝鮮の消費財企業「ネゴヒャン」の後援を受けている。北朝鮮女子サッカー代表監督を務めたリ・ユイル監督が率いている。選手団の相当数が、最近の年代別ワールドカップで優勝経験を持つ代表級選手で構成されており、先のグループリーグでは水原FCウィメンを3対0で破った。水原FCウィメンとネゴヒャン蹴球団の準決勝は、20日午後7時、京畿道水原市長安区(スウォンシ・チャンアング)の水原総合運動場で開かれる。勝者は、「メルボルン・シティ」対「東京ヴェルディ」の準決勝の勝者と、23日午後2時に同会場で優勝を争う。

チャン・イェジ記者、キム・チャングム先任記者、ソ・ヨンジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1257162.html韓国語原文入力:2026-05-04 22:16
訳H.J

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