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ホルムズ封鎖直前に韓国行きタンカーのみ「悠々通過」…写真が話題

登録:2026-03-05 01:27 修正:2026-03-05 08:11
忠清南道に向かう「イーグル・ベローア号」、速度上げて脱出
イランによる封鎖の直前にホルムズ海峡を劇的に通過した韓国行きのタンカーのリアルタイムの位置=オンラインコミュニティー、マリントラフィックより//ハンギョレ新聞社

 米国・イスラエルとイランの戦争でイランがホルムズ海峡を封鎖する直前に、韓国に向かっていたタンカーが劇的に海峡を通過し、話題となっている。

 4日のHD現代オイルバンクの説明を総合すると、先月26日にイラク南部のアル・バスラ港を出発したマレーシア船籍の原油タンカー「イーグル・ベローア号」は、2日後の先月28日にホルムズ海峡を通過した。

 同日、イスラエルと米国がイランの指導部や軍事施設などに大規模な空爆を加えたことを受け、イラン革命防衛隊はホルムズ海峡の近くを航行中の商船に対し、無線で「いかなる船舶もホルムズ海峡を通過することはできない」という警告を発し、実際に運航に支障が出始めていた。

 イーグル・ベローア号は機転を利かせて速度を上げたため、海峡を無事に通過できたという。ホルムズ海峡はペルシャ湾とオマーン湾をつなぐ狭い海峡で、主要な中東諸国の重要な輸出入ルートとなっており、世界の海上輸送される原油の約20%が通過していることで知られる。イーグル・ベローア号のような超大型タンカーが通過できる海域は、いずれもイラン領海に接している。

 当時の状況をとらえたリアルタイムの船舶の位置・航路の写真を確認すると、多くの船舶がホルムズ海峡を通過できずにペルシャ湾内に足止めされている中、イーグル・ベローア号だけが悠々と海峡を脱している。この写真はSNSなどを通じて拡散され、ネットユーザーの注目を集めている。

 イーグル・ベローア号の目的地は、忠清南道瑞山(ソサン)の大山(テサン)港。HD現代オイルバンクが原油輸送のために契約した船舶で、200万バレルの原油を積んでいる。韓国の一日あたりの原油消費量(280~290万バレル)に近い量だ。

 4日にリアルタイム船舶位置・航路追跡サービス「マリントラフィック」を確認すると、イーグル・ベローア号は現在、12.6ノットでアラビア海を航行中。20日に大山港にあるHD現代オイルバンクの工場で荷を降ろし、その後、原油は精製工程に回される予定。

シム・ウサム記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1247575.html韓国語原文入力:2026-03-04 10:56
訳D.K

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