米国とイランの戦争の余波で、4日のソウル株式市場は史上最悪の日を迎えた。KOSPI(韓国総合株価指数)は12.06%、コスダック指数は14.0%下落した。両市場とも下落幅と下落率が過去最大だった。株価が急落し、両市場で全ての取引を一時停止させるサーキットブレーカーが作動した。
今年に入って2月末まで、世界の主要国の株式市場の中で上昇率1位を誇っていたKOSPIは、米国とイスラエルのイラン侵攻による軍事的緊張への不安感から、投資家が株を一気に売却し、2日連続で急落した。前取引日と比べて12.06%(698.37)下落し、5093.54で取引を終えた。2001年の9・11テロの翌日(-12.02%)を超える過去最大の下落率だ。
KOSPIは前日も452.22(7.24%)下落し、2日間の下落幅は1150.59(18.4%)に達した。2日間で有価証券市場の時価総額は約951兆ウォン(約102兆円)減少した。
コスダック指数の下落幅はさらに大きかった。前日は4.62%(55.08)の下落にとどまり、KOSPIに比べて健闘していたコスダック指数だが、この日は14.0%(159.26)暴落し、1000を下回る978.44で取引を終えた。コスダック指数が1000を下回ったのは1月23日以来だ。
この日、両市場で株価が急落し売りサイドカーが作動した後、サーキットブレーカーまで順次作動した。指数が8%以上下落し1分以上続くと20分間取引を停止するサーキットブレーカーが発動されたのは、2024年8月5日のいわゆる「ブラックマンデー」以来19カ月ぶり。
韓国型恐怖指数とも呼ばれる「KOSPI200変動性指数」(VKOSPI)は史上最高値に達した。前取引日比で17.39ポイント(27.61%)上昇し、80.37で取引を終えた。取引中、一時は80.85まで急騰した。
サムスン電子は11.74%(2万2900ウォン)下落し、17万2200ウォンで取引を終えた。2月11日(16万7800ウォン)以来の最安値だ。SKハイニックスは9.58%(9万ウォン)下落し、84万9千ウォンで取引を終えた。時価総額上位50銘柄のうち8銘柄を除く42銘柄が10%以上下落するほど、業種や銘柄を問わずに下落傾向が広がった。買い手が明確でない中、外国人投資家はこの日、株式市場で2355億ウォン、コスダック市場で1兆1752億ウォンを買い越した。外国人投資家の有価証券市場での買い越しは10取引日ぶりのことだ。
イランが中東産原油の輸送路であるホルムズ海峡を事実上全面封鎖したことで、国際原油価格は上昇基調を続けた。3日、ニューヨーク商品取引所で西テキサス原油(WTI)先物(4月限)は、前日比4.67%上昇し、1バレルあたり74.56ドルで取引を終えた。
中東での戦争による世界的経済不安でドルの価値が上昇し、ソウル外為市場でウォン・ドル為替レートは前日比10.1ウォン下がった1476.2ウォンで日中取引を終えた。前日の夜間取引では、為替レートが一時1ドル=1505.8ウォンまでウォンが下がった。