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旧統一教会の「夢」…「大統領府進出後、2027年大統領選に挑戦」

登録:2025-12-20 05:53 修正:2025-12-20 08:07
幹部会議の内容が法廷で公開
コンジン法師の請託疑惑の中心人物である旧統一教会のユン・ヨンホ元世界本部長が7月30日昼、令状実体審査を終えてソウル中央地裁から出てきている=ユン・ウンシク先任記者//ハンギョレ新聞社

 2022年の韓国大統領選を前に政界との積極的な癒着を試みた旧統一教会(世界平和統一家庭連合)が、教団レベルで2027年の大統領選に挑戦しようとしていたという内部会議の内容が、裁判の過程で公開された。2022年の大統領選で政界進出の足掛かりを築いた後、教団から大統領を輩出する構想だったとみられる。

 19日、ソウル中央地裁刑事27部(ウ・インソン裁判長)の審理で開かれた韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁らの裁判では、2021年10月14日に開かれた旧統一教会大陸会長会議の議事録が公開された。会議では、地域の指導者であるパク・ヨンベ第5地区長が「国会議員の公認権や大統領府での土台作りを実現することは、決して容易ではない。そこまで行かなければ、安定した基盤は築けない」とし、「2027年までこのまま進めば、大統領選への挑戦も可能ではないか」と述べた。チュ・ジンテ第1地区長も「われわれの目標は大統領府に補佐陣が入ることだ。さらには、与党でも野党でも国会議員の公認権を与えられる必要がある。そのためには、政策、投票数、資金が必要だ」として、「したがって、2027年の前までにわれわれの基盤を築かなければならない。これを夢見ている」と述べた。いずれも「2027年大統領選への挑戦」を念頭に置いた発言だ。特検チームはこのような内容を公開した後、証人として出廷した旧統一教会世界本部のオム・ユンヒョン新統一韓国処長に「宗教団体から大統領選や国会議員の公認権の発言が出てきた背景は何か」と尋ねた。オム処長はしばらく沈黙した後、「当時、ユン・ヨンホ(元世界本部長)が推進していた政策に合わせて、地区長たちが計画を考えて議論していた状況だった。本部長の意志に合わせて進めたのではないか」と述べた。

 この日の裁判では、旧統一教会の政界ロビーを決定・指示した単位は、最高指導者である韓総裁ではなく、ナンバー2であるチョン・ウォンジュ前総裁秘書室長とユン・ヨンホ元世界本部長だとする主張もなされた。証人として出廷した世界本部の元職員のA氏は「2017年にも検察ロビー資金として現金が出てきた。特別支援金のロビー資金をみると、チョン・ウォンジュのサインがあった」として、「韓総裁は(企画の内容について)詳細には知らず、あらゆる物事を企画したのは、チョン・ウォンジュとユン・ヨンホであり、チョン・ウォンジュが責任を逃れる可能性があるので、裁判長には再考していただきたい」と述べた。これに対し、特検チームが「企画業務の事前段階で、韓鶴子総裁が一般論的な指示を下し、ユン・ヨンホとチョン・ウォンジュが実行計画を立てて、実施するかどうかについては(韓総裁の)許諾を受ける必要があったのではないか」と問うと、A氏は「韓総裁はいつも答えない。誰かが報告しても、聞き取れなかったり理解できなかったりした場合、報告者が退出した後、チョン・ウォンジュや財団の理事長を呼び、『何の話だったのか』と尋ねる」として、「チョン・ウォンジュの意見や報告者の意見が入っており、韓総裁の意見が反映されたとは思えない」と答えた。韓総裁は失明しており、特別報告はチョン前秘書室長が読む方式で報告されたとして、韓総裁を実質的な決定権者とはみなせないという旧統一教会側の主張とも一致する。ただし、A氏は、「われわれは宗教団体であるため、ユン・ヨンホは韓総裁に報告せざるを得ない」として、「ユン・ヨンホの『個人の逸脱』というのは茶番だ」とも述べた。

イ・ナヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1235624.html韓国語原文入力:2025-12-20 01:10
訳M.S

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