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李大統領「宗教団体に関与の政治家、与野党問わず厳正に捜査」…正面突破に乗り出す

登録:2025-12-11 08:01 修正:2025-12-11 10:18
李在明大統領/聯合ニュース

 李在明(イ・ジェミョン)大統領は10日、「特定の宗教団体と政治家をめぐる不法な関与の疑惑については、与野党や地位の高低を問わず厳正に捜査せよ」と指示した。尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領夫人のキム・ゴンヒ女史と最大野党「国民の力」のクォン・ソンドン議員に金品を渡し、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の懸案を請託した容疑で裁判を受けている旧統一教会のユン・ヨンホ元世界本部長が最近、ミン・ジュンギ特別検察官(特検)チームの捜査過程で、野党だけでなく、チョン・ジェス海洋水産部長官など与党の要人にも不適切な支援や接触を試みたことを供述していた事実が発覚したことを受け、特検に対する疑念を解消するため、厳正な捜査を指示することで正面突破に乗り出したとみられる。野党は金品授受疑惑が持ち上がったチョン長官の辞任を求める一方、李大統領側にも疑惑を波及させ、総攻勢に出ている。

 李大統領のこのような指示は、与党「共に民主党」の現職・前職議員にも旧統一教会の資金が渡されたという陳述をミン・ジュンギ特検チームが確保していた事実が最近になって明らかになった後になされた。チョン長官が教会関係者約600人の参加した式典で祝辞を述べたという2018年9月10日の教会の内部報告の内容に加え、ユン元本部長が2018~2019年に「チョン長官に数千万ウォンの金品を渡した」と8月に特検チームに述べていた事実が、同日のハンギョレの報道によって追加で確認された。

 野党は、9日に「憲法と法律に違反した宗教団体は解散させなければならない」と述べた李大統領の発言とこのような状況を結びつけ、「大統領は『われわれ(共に民主党)に渡したカネについてばらしたら殺すぞ』と(旧統一教会側に)公の場で脅迫している」(「国民の力」のハン・ドンフン前代表)と主張し、攻勢を強めている。

 大統領室の関係者は、李大統領の厳正捜査の指示について、「大統領の(前日の)発言が旧統一教会だけに向けられたものと解釈され、あたかも与党の要人を擁護するために宗教を弾圧するかのように受け取られる雰囲気があるが、そのような趣旨ではない点を明確にした」と述べた。同関係者は「政治と宗教の癒着に対する大統領の問題意識は昔からあった」として、「特定の宗教との不適切な接触をしたり、その過程で不法な行為があったりしたのが事実であれば、これを捜査するにあたり与野党を区別する必要はないというのが李大統領の意向」だと述べた。

 一方、ユン元本部長はこの日の自身の結審公判で、旧統一教会側の支援を受けた共に民主党の人物の実名を公開するといわれていたが、実行には至らなかった。こうしたなか、チョン長官はこの日、YTNとのインタビューで「一銭たりとも不法な金品の授受はなかった」として、疑惑を強く否認した。さらに、「議員職はもちろん長官職を含め、地位には執着しない」として、「状況を整理して国民の皆さまに伝える機会があるだろう」と強調した。

シン・ヒョンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/1233945.html韓国語原文入力:2025-12-10 21:31
訳M.S

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