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キム・ヨンテ議員ら「国民の力」の当選1回、2回議員が3日、ソウル汝矣島の国会疎通館で「非常戒厳1年、省察と反省」と題して記者会見をおこなっている=ユン・ウンシク記者//ハンギョレ新聞社

　韓国保守野党「国民の力」の25人の議員が12・3非常戒厳について謝罪し、尹錫悦（ユン・ソクヨル）前大統領との関係の断絶を約束した。ハン・ドンフン前代表、非常戒厳後に同党の非常対策委員長を務めたクォン・ヨンセ議員らも個別に謝罪した。

　キム・ヨンテ、イ・ソングォンの各議員ら「国民の力」の25人の議員は、3日に発表した会見文で、「12・3非常戒厳を防げず、国民を大きく苦しめ混乱させたことに対して、当時の政権与党の一員として重ねて国民の前で頭を下げて謝罪申し上げる」と述べた。25人は「巨大野党の立法暴走、連続弾劾」が戒厳前にあったものの、「憲法と法律の枠内で政治を通じて解決すべき問題」だったと強調した。そして、12・3非常戒厳についての憲法裁判所の決定の尊重▽尹錫悦前大統領ら非常戒厳主導勢力との政治的断絶▽民生政党、政策政党、政権を担える政党への体質改善と再結党水準の党の革新も約束した。

　謝罪声明に名を連ねた議員は25人で、国民の力の国会議員の23％。大半が当選1回または2回（21人）で、派閥では親ハン・ドンフン系が13人を占める。同党の議員の半数ほどを占める嶺南（ヨンナム＝慶尚道）圏の議員は9人にとどまった。彼らは「声明の趣旨に共感している議員は50人を超えるが、選挙区の事情や党の役員であるとの理由などで名を連ねることができなかった」と語った。ある嶺南圏の当選2回議員は「今日はメッセージに合致する行動をしていく」と述べたが、具体的な計画は明らかにしていない。

　個別に謝罪する議員も相次いだ。クォン・ヨンセ議員はこの日、「野党の立法独裁と暴走がいくら深刻だったとしても、戒厳宣布は決してしてはならない誤った選択」だったとして、「与党の重鎮議員としてこれを阻めなかったこと、口が10あっても何も言えない。深く反省する」と述べた。キム・デシク議員は自身のソーシャルメディアに「いかなる弁明も、いかなる単語もその責任を覆い隠すことはできないことを、はっきりと申し上げる」と述べた。ハン・ジア議員はこの日、「12・3非常戒厳は違憲で違法であったし、そのような非常戒厳を国民の力から輩出された大統領が宣布した。いかなる修飾や弁明もせず、深く謝罪申し上げる」と述べた。

　ハン・ドンフン前代表はこの日午後の国会での記者会見で、「当時の与党代表として、戒厳を防止できなかったことについて、改めて国民に深く謝罪申し上げる」として、「国民にもういいと言われるまで謝罪しなければならないと考えている」と述べた。