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ブラジルのルーラ大統領と会談した李大統領、「少年工」の経験を共有し交感

登録:2025-06-19 08:28 修正:2025-06-19 09:45
李在明大統領が17日(現地時間)、カナダのアルバータ州カナナスキスのG7サミットの会場で、G7および招待国の首脳との記念写真の撮影後、ブラジルのルーラ大統領の肩を抱いて退場している/聯合ニュース

 「私たちはとても親しい間柄のように感じられます。数日前に電話で話したんですが、その時に聞いた声よりもずっと若く、ハンサムですね」

 李在明(イ・ジェミョン)大統領は主要7カ国首脳会議(G7サミット)初日の16日(現地時間)、オーストラリアのアルバニージー首相との会談で、このような言葉で対話の口火を切った。首脳同士の初対面の「ぎこちない」雰囲気を和らげるために、今月12日の電話会談の話を持ち出したのだ。誉め言葉にアルバニージー首相も「親切な言葉をありがとう」と応え、「通話後、こうしてすぐにお会いできて非常にうれしい」と答えた。

 李大統領のこのような姿勢には、軽い話題で隔たりなく会話を始める普段の李大統領の姿がそのまま表れている。ウィ・ソンラク国家安保室長は17日、G7サミットを締めくくるブリーフィングで、「(2日間にわたって実現した各国首脳との会談で)李大統領は特有の親和力とユーモアを活用して、隔たりない対話を引き出す姿勢を何度も示した」と述べた。

 李大統領は、ブラジルのルーラ大統領との首脳会談では、「貧しかった子ども時代の困難と政治的なひっ迫を乗り越え、最後に勝利したという二人の共通点に言及」(カン・ユジョン報道官)したという。二人は「少年工時代」に仕事中に負傷した経験を共有し、共感を形成した。ルーラ大統領は19歳の時、100円ほどの日当を稼ぐために金属工場で働き、仕事中に小指を失った。李大統領も少年工時代に工場の機械に左腕を圧迫され、障害判定を受けたことを語ったのだ。

 また、英国のスターマー首相との会談では、二人とも「人権弁護士」出身であるうえ、実用と統合を強調しているという共通点があることを強調し、終始和気あいあいとした雰囲気を演出したという。

シン・ヒョンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/1203513.html韓国語原文入力:2025-06-18 18:06
訳D.K

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