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李大統領「前庭を共同で使う隣人」石破首相「韓日協力の世界への貢献願う」

登録:2025-06-18 08:49 修正:2025-06-18 09:23
就任14日で韓日首脳会談
李在明大統領と日本の石破茂首相が17日(現地時間)、カナダのアルバータ州カナナスキスのG7サミットの会場で行われた韓日首脳会談で、握手を交わしている=キム・テヒョン記者//ハンギョレ新聞社

 主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席するためカナダのアルバータ州カナナスキスを訪れている李在明(イ・ジェミョン)大統領は17日午後(現地時間)、日本の石破茂首相と就任14日目にして初の首脳会談に臨んだ。

 李大統領はこの日、カナナスキスに設けられたG7の2国間会談会場で石破首相と初対面し、「韓国では日本と韓国との関係を『近くて遠い国』とも言う。まるで前庭を共同で使っている隣家のように切っても切れない関係にある」とあいさつした。

 続いて李大統領は、「小さな違いが、そして意見の違いがあるが、そのような違いを乗り越えて、韓国と日本が様々な面で協力し合うとともに、互いに助けになる関係へと発展していくことを期待する」、「とりわけ国際通商環境や国際関係の困難が増しているため、近い関係にあり、また補完的関係にある韓国と日本が多くの部分で協力すれば、互いに大きな助けとなるはず」と述べた。

 さらに「首相と私と、このように直に顔を合わせることになったので、本日を機として韓国と日本が未来指向的により良い関係へと発展することを期待する」と述べた。

 これに対し石破首相は「今回の大統領就任を心よりお祝い申し上げる」というあいさつで話を切り出した。石破首相は「このように直にお会いするのは初めてだが、日本のテレビには毎日出ていらっしゃる。だから初めてお会いするような気がしない」と述べて親近感を表現した。

 石破首相は、韓日両国が国交正常化60年を迎えることについて「非常に記念碑的な年」だと述べた。そして「先日ソウルで60周年レセプションが開催され、非常に多くの方々が参加されたと聞いた。大統領は今回の国際会議に出席するためにそこには行けなかったと聞いたが、本当に心が温かくなるようなメッセージをくださったとの報告を受けている」と語った。李大統領が16日にソウルで開催された韓日国交正常化60周年記念レセプションに「両手を取り合ってより良い未来へ共に進もう」という祝辞を送ったことに言及したのだ。

 石破首相は「昨日そして本日、G7サミットで議論されたが、国際情勢は本当に非常に厳しくなりつつある。大統領と私、そして政府同士、企業同士だけでなく、国民同士の交流も、60周年を機としてより活性化され、両国の協力と共助がこの地域、そして世界にさらに貢献する、そのような関係となることを私は心から期待している」と述べた。

 その後、会談は非公開で行われた。

カルガリー/オム・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/1203356.html韓国語原文入力:2025-06-18 07:34
訳D.K

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