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韓国で「結婚する気ない」女性、男性の2.5倍…「家事、出産、育児が負担」93%

登録:2024-05-03 01:44 修正:2024-05-04 10:08
少子高齢社会委「結婚、出産、子育て認識調査」 
女性の33.7%、男性の13.3%が結婚に否定的
映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のワンシーン=ポムパラム映画社提供//ハンギョレ新聞社

 結婚していない女性の3人に1人は、今後も結婚する考えがない。韓国でこのような調査結果が発表された。

 少子高齢社会委員会は2日、25~49歳の男女2011人に対して実施した「2024年結婚、出産、子育て認識調査」の結果を発表した。「今後も結婚はしたくない」と答えた人の割合は22.8%だった。女性に占める「結婚したくない」と答えた人の割合は33.7%で、男性の13.3%の2倍以上だった。結婚したくない理由は、女性は家事、出産、子育てなどの「役割に対する負担」(92.6%)が最も多かった。男性は結婚式の費用や新居の確保などの「経済的負担」(88.9%)が最多だった。未婚男女のうち「結婚を具体的に計画している」(3.7%)、「すぐに結婚したい」(10.8%)、「今ではないが、いつかはしたい」(46.5%)などの結婚の考えがある人の割合は61.0%だった。回答者が必要だと考える結婚費用の平均は、住宅資金が2億4000万ウォン(約2690万円)、その他の費用が7900万ウォン(約886万円)だった。

 「子どもは持つべき」と考えている人の割合は61.1%だった。男性(69.7%)の割合の方が女性(51.9%)より高かった。一方、25~29歳の女性は34.4%にとどまった。現在子どものいない回答者の57.5%は「出産計画はない」(29.7%)、「決めていない」(27.8%)と答えた。その理由は「妊娠、出産、子育てに困難がありそうだから」(40.0%)、「自分または配偶者が年を取っているから」(15.0%)、「子育て費用が負担だから」(12.7%)などだった。彼らは「育児休職や短縮勤務をしても給与が十分であれば」(88.3%)、「勤務時間が減り子育ての時間が得られるなら」(85.2%)出産を前向きに考えると答えた。

 回答者の90%は、これまでの少子化政策は効果がなかったと評価した。少子化政策キャンペーンにはむしろ反感を持つ(48.0%)と答えた人が特に多かった。問題解決に最も役立つと考える少子化政策は「自由な育児休職制度の使用」(81.9%)だった。女性は「男女平等の子育て文化づくり」(83.9%)を重視していた。

ソン・ジミン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1139078.html韓国語原文入力:2024-05-02 16:42
訳D.K

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