「検察独裁政権の早期終息」を掲げた祖国革新党は12日、ソウル銅雀区(トンジャック)の国立ソウル顕忠院を訪れ、「死即生(死を覚悟すれば生き延びるとの意味)の覚悟で政治に臨む」として「戦意」を固めた。彼らは15~16日の当選者ワークショップでもこのような覚悟を再確認すると表明した。
チョ・グク代表をはじめとする4月10日の総選挙の12人の当選者はこの日、顕忠院訪問を初の公式日程とした。チョ代表は芳名録に、「危機の祖国を救うために献身した英霊たちの志を胸に刻み、死即生の覚悟で政治に臨む」と記した。チョ代表のスーツの襟には太極旗バッジがついていた。祖国革新党は検察改革などの選挙公約を守ると意気込んでいる。チョ代表は11日の選挙対策委員会の解団式で、「今が検察独裁を終わらせられる最も熱い瞬間だ。ゴールデンタイムを逃してはならない」、「ためらうことなく進もう」と強調した。
祖国革新党はこの日、15~16日の2日間にわたって慶尚南道金海(キムヘ)の烽火村(ポンハマウル)で当選者ワークショップを開催することを明らかにした。彼らはまず15日に慶尚南道梁山市(ヤンサンシ)の平山村(ピョンサンマウル)を訪問し、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領と面談する予定だ。続いて烽下村に移動して盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領を墓参し、盧元大統領夫人のクォン・ヤンスク女史と対面する。その後、烽火村で本格的に行われるワークショップでは、党の指導体制の構成や国会戦略などについて話し合う計画だ。その翌日のセウォル号惨事10年となる16日には、京畿安山市(アンサンシ)の花郎(ファラン)遊園地で行われる「セウォル号惨事10年記憶式」に参列する。
祖国革新党は文前大統領との面談について、「文前大統領は総選挙の際、大衆政党として位置づけよとおっしゃって下さったことから、総選挙の結果を報告し、助言を求める予定」だと説明した。烽下村訪問については、「盧元大統領が推進した検察改革と『人の生きる世の中』の志を受け継ぎ、祖国革新党が選挙期間中に一貫して訴えた『尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察独裁政権の早期終息』と『社会権先進国の基礎作り』という総選挙の公約を守ることを誓うという趣旨のもの」と述べた。