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ユン・ミヒャン議員、控訴審で実刑…「横領容疑の認定額」を大幅に増額

登録:2023-09-21 06:20 修正:2023-09-21 08:18
懲役1年6カ月・執行猶予3年、最高裁で確定した場合は議員失職
正義記憶連帯の後援金を私的に流用した容疑が疑いが持たれている無所属のユン・ミヒャン議員が20日午前、ソウル瑞草洞の高等裁判所で開かれた控訴審宣告裁判に出席している/聯合ニュース

 日本軍性奴隷問題解決のための正義記憶連帯(正義連)の後援金を私的に流用した疑いで、1審で罰金刑を言い渡された無所属のユン・ミヒャン議員(58)が、2審では懲役刑を言い渡された。

 この刑が最高裁で確定すれば、ユン議員は議員失職となる。現役の国会議員はどんな犯罪でも禁錮以上の刑が確定すれば、国会法と公職選挙法によって議員職を失うことになる。

 ソウル高裁刑事1-3部(マ・ヨンジュ裁判長)は20日、寄付金品法違反の疑いなどで起訴されたユン議員に懲役1年6カ月、執行猶予3年を言い渡した。

 ユン議員は2015~2019年、管轄官庁に登録せず、団体の口座で41億ウォン(約4億5600万円)の寄付金品を募集し、2011~2020年に集めた資金1億35万ウォン(約1120万円)を私的に使用した容疑(業務上横領)、文化体育観光部とソウル市補助金3億ウォン(約3300億円)を虚偽の事実で受領した容疑(補助金法違反)などで裁判にかけられた。また、重症認知症と診断された日本軍「慰安婦」被害者のキル・ウォノクさんの心身障害を利用し、5千万ウォン(約560万円)を財団に寄付させた容疑(準詐欺)、慰安婦被害者のための憩いの場を相場より高く購入した容疑(業務上背任)も受けている。

 1審裁判所は今年2月、1718万ウォン(約190万円)の横領だけを有罪と認め、罰金1500万ウォン(約167万円)を言い渡した。ユン議員は控訴審で「30年間私的利益を図ったことはなかった」として無罪を主張したが、検察は懲役5年を求刑した。

チョン・ウンジュ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1109289.html韓国語原文入力:2023-09-2018:02
訳H.J

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