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[フォト]水曜デモ、1600回目の叫び…「私たちは一緒に平和へと向かう」=韓国

登録:2023-06-15 01:10 修正:2023-06-15 07:32
14日昼、ソウル鍾路区の日本大使館前の平和路で行われた第1600回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモで、参加者が日本政府の公式謝罪を求めるスローガンを叫んでいる=ペク・ソア記者//ハンギョレ新聞社

 「1600回目の日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ」が「私たちは共に平和へと向かう」をテーマに行われた。

 14日正午、ソウル鍾路区(チョンノグ)の日本大使館前の平和路は、日本政府の公式謝罪、日本軍性奴隷制の被害者に対するヘイトをやめることなどを求める文言の記されたプラカードを手にした市民で埋め尽くされた。水曜デモの最前列には、大谷小学校の5年生の生徒たちが前日の授業時間に自分たちで作ったプラカードを手にして座っていた。生徒たちは先週、歴史小説『砂時計になった慰安婦のおばあさん』を一緒に読んで人権について学習し、人権を守った人物として慰安婦被害女性を挙げ、水曜デモに参加したという。

 発言に立った人権活動家のイ・ヨンスさんは、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対し「慰安婦問題を解決するという国民との約束を守ってほしい」と訴えた。

 今回の水曜デモに合わせ、平和路周辺では母親部隊などの保守団体の20人あまりのメンバーが「慰安婦」被害者を非難する内容の横断幕を張り、イ・ヨンスさんの仮面をかぶって嘲笑するなどのヘイト発言でデモを妨害した。警察は両団体の間で立っているだけで、集会デモ届けを出していない極右団体を制止しなかった。

 1992年1月8日から30年間にわたる平和デモは、ヘイトに屈せずに続いてきた。「日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ」は1992年1月8日の宮沢元首相の訪韓を機に開始され、日本軍性奴隷制問題の真相究明や責任履行などの問題解決、そして被害者の名誉と人権の回復を求めてきた。2002年3月13日の500回目の水曜デモで「単一テーマで行われた最も長期にわたる集会」としてギネスブックに登録され、その後も毎回記録を更新している。

イ・ヨンスさんが第1600回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモで発言している=ペク・ソア記者//ハンギョレ新聞社
大谷小学校の5年生の生徒たちが第1600次日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモで「岩のように」に合わせて踊っている=ペク・ソア記者//ハンギョレ新聞社
イ・ヨンスさんが第1600回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモで、参加者たちと共にスローガンを叫んでいる=ペク・ソア記者//ハンギョレ新聞社
ペク・ソア記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1095913.html韓国語原文入力:2023-06-14 15:43
訳D.K

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