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韓国のカトリック神父ら、時局ミサで「尹大統領、米国に利益を差し出してばかり」

登録:2023-05-02 06:34 修正:2023-05-02 07:28
光州5・18民主広場で主権回復時局ミサ開催
先月10日夜、ソウル広場で行われたカトリック正義具現全国司祭団主催の時局ミサ=ユン・ウンシク記者//ハンギョレ新聞社

 カトリック正義具現全国司祭団とカトリック光州(クァンジュ)大司教区正義平和委員会は1日午後7時、光州広域市東区(トング)の5・18民主広場で、「親日売国、検察独裁の尹錫悦(ユン・ソクヨル)の退陣と主権回復のための時局ミサ」を行った。

 彼らは同日の声明書で「マスコミが報道していないだけで、あらゆる経済指標が墜落しており、国の財政が破綻寸前なのに、大統領ともあろう者がただ『堅固な韓米日安保同盟』だけを唱えながらあちこちを歩き回っている」とし、「日本のためなら、米国が望むことなら、身を切って骨を削ってでも惜しみなく差し出す態勢であり、そのせいで国は静かに崩れかけている」と批判した。

 さらに尹錫悦大統領の訪米について「すでに1千億ドル、なんと133兆ウォンの投資を契約しているのだから、ホワイトハウスと議会には笑顔と拍手で迎えられただろうが、米国の意地悪のため苦境に立たされた半導体、バッテリー、電気自動車問題については一言も言えず、誘致したという投資規模はわずか59億ドル、8兆ウォンにとどまった」と糾弾した。

先月10日夜、ソウル広場で行われたカトリック正義具現全国司祭団主催の時局ミサ=ユン・ウンシク記者//ハンギョレ新聞社

 彼らは「『そんなことはどうでもいい、実質的な核共有という成果を収めたのだから』と意気揚々としていた大統領に、ホワイトハウス高官が乗り出して『核共有ではない』と反論した」とし、「事あるごとに虚言を並べ、嘘を連発する大統領室が『韓米の間に認識の相違はない』と言葉を濁したが、はたしてどっちがフェイクニュースなのか」と問いかけた。

 また「前例のない成長を遂げた奇跡のコリアが、今や類例のない下り坂に入っている。狂ったように坂道を駆け下り水に落ちて死んだという『豚の群れ二千匹の疾走』(マルコによる福音書5章13節)が思い出される」とし、「もう一度歴史上最も理性的な集団が出現しなければならない時が来た」と述べた。

チョ・ヒョン宗教専門記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/religious/1090030.html韓国語原文入力:2023-05-0123:54
訳H.J

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