ソーシャルメディアに尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領へのテロを暗示する書き込みを残したのは、20代の女性であることが分かった。
大邱(テグ)南部警察署は3日、「1日に大邱西門市場を訪問した尹錫悦大統領に対するテロを暗示する書き込みを掲示したA氏を同日午後9時20分頃、自宅で逮捕した」と発表した。
警察の調査の結果、A氏はテロを暗示する書き込みを残した事実は認めたが、テロを実行するつもりはなかったと陳述した。20代女性のA氏は、尹大統領夫妻が西門市場を訪問した1日、「今日爆弾を持って西門市場に行く」という文を自身のツイッターアカウントに載せた。 警察は「大統領へのテロを暗示する文を書いた人がいる」という通報を受け、作成者を捜し出した。
大邱南部警察署の関係者は「正確な経緯と犯行動機を調査した後、送検するかどうかを検討する方針だ。インターネットやソーシャルメディアに載せた書き込み一つでも厳しい捜査の対象になり得ることを覚えておいてほしい」と述べた。
一方、尹錫悦大統領は1日、大邱サムスンライオンズパークで、2023プロ野球開幕戦の始球式を行った後、大邱西門市場近くで開かれた「西門市場100周年記念式」に出席した。同日のテロや爆発物騒ぎはなかった。