本文に移動

韓国野党の院内代表「ナチスや朝鮮総督府も国民を脅す際に『法治』掲げた」

登録:2023-01-11 02:38 修正:2023-01-11 07:54
イ・ジェミョン代表の検察出頭前に政府を強く批判
共に民主党のパク・ホングン院内代表が10日、国会で行われた院内対策会議で発言している=キム・ボンギュ先任記者//ハンギョレ新聞社

 野党「共に民主党」のパク・ホングン院内代表は10日、イ・ジェミョン代表の検察出頭を前に「ドイツのナチスや朝鮮総督府が国民を脅す際に掲げたのも『法治』だった」と述べて政府を強く批判した。

 パク院内代表は10日、国会で行われた院内対策会議で、イ・ジェミョン代表の検察出頭について、「表では法治を云々しているが、その実体は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の政敵を除去し、野党を弾圧しようという非道な鉄拳統治に他ならない」としつつ、このように述べた。パク院内代表は院内対策会議の終了後、直ちに水原(スウォン)地検城南(ソンナム)支庁へと移動し、イ代表の検察出頭に同行した。

 パク院内代表は検察による「城南FC後援金疑惑」の捜査について「城南FCと適法な契約を結んだ企業は合法的に広告費を支払っており、イメージ向上と実質的な宣伝効果も得た」とし、「城南市としては税も節約し、地域スポーツも活性化するという模範事例だった」と語った。そして「慶南FC、大邱FCなども広告誘致で運営されてきたし、富川(プチョン)、仁川(インチョン)、光州(クァンジュ)などの22自治体も市民球団支援条例をすでに制定している」とし、「尹錫悦政権が城南FCの件を問答無用の野党弾圧の手段とするならば、いかなる地方自治体も自由ではなく、いかなる企業も地域社会への貢献をもはや行わないだろう」と付け加えた。

 パク院内代表はまた、国民の力のソン・オンソク院内首席副代表が5日の地域行事で「イ・ジェミョンを拘束すれば我が党の支持率が10%上がる」と発言したことについても「尹錫悦政権と与党が協力して野党弾圧を企画したという自白」だと批判した。パク院内代表は「尹錫悦政権は直ちに野党弾圧を中止し、複合危機にある民生経済に国政を集中するよう厳重に警告する」と述べた。

イム・ジェウ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/1075082.html韓国語原文入力:2023-01-10 10:10
訳D.K

関連記事