韓国初の国産戦闘機KF-21(ポラメ)が19日、事業開始21年目にして初飛行に成功した。韓国は世界で8番目の超音速戦闘機の開発に近づいた。
KF-21の試作機(性能試験のために製作した機体)1号機は同日午後3時40分、慶尚南道泗川(サチョン)の空軍第3訓練飛行団滑走路を離陸し、約33分間にわたり飛行してから、午後4時13分に着陸した。飛行では超音速に満たない時速約400キロメートルで飛行し、機体性能を確認したという。KF-21は音速の1.8倍の飛行能力を備えている。
防衛事業庁は「韓国型戦闘機開発の成功に一段階近づいた。国内航空技術の新たな跳躍と先端強軍への飛翔を象徴する」と述べた。KF-21は2001年8月、金大中(キム・デジュン)大統領が韓国型戦闘機(KF-X)事業として着手してから21年目にして、この日初飛行に成功した。
KF-21は今後4年間、2200回のテスト飛行を通じて各種性能と空対空武装適合性の確認などを完了すれば、2026年から本格的な量産に入る。2028年までに40機、2032年までに計120機を実戦配備する計画だ。KF-21は空軍の老朽化した戦闘機のF-4、F-5を代替する予定だ。