米国のジョー・バイデン大統領は20日、韓国を訪問し「必要不可欠な安保同盟を強化し、経済パートナーシップを深め、21世紀の規範を形成するために、仲間の民主主義諸国と協力することを期待する」と述べた。
バイデン大統領はこの日、ツイッターに投稿し、その中で「就任後初のアジア歴訪で韓国と日本に向かっている」と語ったうえでこのように述べた。バイデン大統領はこの日午後5時22分、大統領専用機「エアフォース・ワン」に乗って在韓米軍烏山(オサン)空軍基地に到着し、2泊3日の訪韓日程を開始した。
歴代政権の中で発足後最も早い時期に韓米首脳会談を開催することになった尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は、国賓級の礼遇でバイデン大統領を迎えた。韓国側からはパク・チン外交部長官が直接出迎えた。今回の訪韓は国賓訪問ではなく公式訪問形式だが、尹大統領がパク長官を派遣して国賓訪問に準ずる礼遇で出迎えた。警護も国賓最高等級で、大統領警護処と米国シークレットサービス(SS)が脅威情報などを共有し、合同警護を行った。
黒いマスクをしたバイデン大統領は専用機を降りてマスクを外し、パク長官と1分ほど言葉を交わした。バイデン大統領は午後5時42分ごろ、パク長官とともにリムジンに乗って京畿道平沢市(ピョンテクシ)のサムスン電子の半導体工場に移動し、尹大統領と初対面した。