韓国政府は20日、2泊3日の日程で訪韓した米国のジョー・バイデン大統領を国賓級の礼遇で迎えた。
バイデン大統領は午後5時22分、大統領専用機「エアフォース・ワン」で在韓米軍烏山(オサン)空軍基地に到着した。韓国側はパク・チン外交部長官が出迎えた。バイデン大統領の訪問は国賓訪問ではなく公式訪問だが、儀典の格式を引き上げ、外交部次官ではなく外交部長官が自ら空港で出迎えた。
2017年11月にドナルド・トランプ大統領が国賓として訪韓した際には当時のカン・ギョンファ外交部長官が出迎え、2014年4月にバラク・オバマ大統領が公式訪韓した際には当時のチョ・テヨン外交部第1次官が空港で出迎えている。警護も国賓最高等級に合わせ、大統領警護処と米国シークレットサービス(SS)が合同で行った。
尹大統領は、バイデン大統領の初訪問地であるサムスン電子の平沢(ピョンテク)半導体工場の正門でバイデン大統領の到着を待った。午後6時12分に初対面を果たした両首脳は、手を取り合ったまま言葉を交わし、その後、記念撮影を行った。バイデン大統領は対話中、尹大統領の肩を軽く叩いた。
尹大統領とバイデン大統領は、紙の訪問録ではなく半導体を作るウェハーに署名した。両首脳はそろって22分ほど半導体工場を視察し、その後、共同演説を行った。工場の案内は裁判中のサムスン電子のイ・ジェヨン副会長が行った。