原文入力:2010-02-10午前07:19:04(1802字)
警察, 事務総長逮捕に出る…民主労働党 "ハードディスクに党重要機密が入っており渡せない"
ハンナラ党も‘公務員党員’痕跡…検察 "事実関係確認する"
チョン・ユギョン記者,イ・ジョンエ記者,ソン・ギョンファ記者
←オ・ビョンユン民主労働党事務総長(左側)が9日午前、ソウル,永登浦区,文来洞の党舎で非常籠城場を訪ねたキム・グンテ前民主党最高委員から激励を受けている。 イ・ジョングン記者 root2＠hani.co.kr
全国教職員労働組合(全教組)と全国公務員労組(全公労)組合員の民主労働党加入疑惑を捜査中の警察が 「押収捜索中に民主労働党サーバーのハードディスクを持ち出した」 としてオ・ビョンユン(54)民主労働党事務総長を対象に逮捕令状の発行を受け波紋が広がっている。
警察は9日 「オ事務総長に対し裁判所から証拠隠滅疑惑で逮捕令状の発行を受け検挙に出た」とし 「ハードディスクを探すために民主労働党中央党舎などを押収捜索する方案も検討している」と明らかにした。警察は民主労働党党役員などのハードディスク搬出行為を証拠隠滅罪と見て、関係者全員を刑事処罰する方針だ。警察はハードディスク搬出を共に主導したと見られるユン・某民主労働党広報局長に対しても証拠隠滅教唆疑惑で逮捕令状を申請する方案を検討している。
警察は問題のハードディスクを捜査の重要な‘鍵’と見ている。警察が全教組・全公労組合員で捜査対象者となった293人を処罰するには、これらの民主労働党投票参加記録および党費納付有無を確認しなければならない。現在、警察がこれらにかけている疑惑は大きく△党員加入△党費納付△党内投票参加のような政治活動など三種類だ。
警察はすでに口座追跡を通じ2006年から2009年までの一部組合員の金融取り引き内訳を覗き見て、293人の内270人余りが選挙管理委に登録されていない民主労働党名義の非公式口座に党費と見られるお金を入金した証拠を捕らえた。しかし、このお金が‘党費’なのか‘後援支援金’なのかは明確になっていない状況だ。また警察は昨年末、民主労働党ホームページに組合員たちの住民番号をいちいち入力しログインする方式で党員であることを確認した。しかし、この過程で‘住民番号盗用’等の違法性論難がふくらみ投票記録も公式に確認されなかった。
これに伴い警察はハードディスクを通じて‘党員加入’と‘投票参加など政治活動’等を示す合法的な証拠を必ず確保しなければならない状況だ。こういう理由で警察内外では該当ハードディスクを確保することができない場合、組合員らの公判維持が難しくなりかねないという展望も出てきている。
一方、民主労働党はこのハードディスクを‘絶対に渡すことはできない’という態度だ。オ・ビョンユン事務総長は「私どもが保管しているハードディスクには党の重大な機密が入れられており警察に渡すことはできない」と話した。
民主労働党はこの日逮捕令状が発給されるやソウル,文来洞中央党事務所で緊急最高委員・議員団連席会議を開き、オ事務総長に対する逮捕令状が撤回されるまで全党員非常待機令をおろすなど‘決死抗戦’態勢に入った。また民主党と民主労働党など野4党と市民社会団体らはこの日午後、国会本庁前階段で‘野党弾圧政党破壊蛮行糾弾決議大会’を開き 「民主主義と憲法精神を守り国民の政治的基本権を守護するために闘争する」と念を押した。
一方、この日イ・ジョンヒ民主労働党議員は、ハンナラ党にも教育公務員が党員として加入し、公認申請をした事例があるという疑惑を提起した。イ議員は「ハンナラ党党憲・党規に公認を受けようとするには公認申請当時1年以内に6ヶ月以上党費を払った責任党員でなければならないとあるが、去る総選挙当時に比例代表公認申請者中に中学校教師や校長など現職教育公務員3人が含まれている」と主張した。検察はこれに対し事実関係を確認すると明らかにした。
チョン・ユギョン,イ・ジョンエ,ソン・ギョンファ記者 edge＠hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/403858.html 訳J.S
