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韓国野党ユン候補、力による平和を強調「文政権の南北首脳会談は政治ショー」

登録:2022-01-25 02:33 修正:2022-01-25 06:50
外交・安全保障公約発表 
「文政権の南北首脳会談はショー」 
韓米同盟と合同軍事演習の再開を強調 
戦作権には言及せず、先制攻撃論を強調
国民の力の大統領候補ユン・ソクヨル氏が24日午前、ソウル汝矣島の党本部で「自由・平和・繁栄に寄与するグローバル中枢国家」外交安保グローバルビジョンの発表後に、取材陣の質問に答えている=共同取材写真//ハンギョレ新聞社

 国民の力の大統領候補ユン・ソクヨル氏は24日、「民主党政権の朝鮮半島平和プロセスは完全に失敗した」とし、韓米合同演習の原状復旧と慶尚北道星州(ソンジュ)のTHAAD(終末高高度防衛ミサイル)基地の「正常化」を骨子とする外交・安保公約を発表した。李明博(イ・ミョンバク)、朴槿恵(パク・クネ)両政権の失敗した外交・安保政策を連想させるとの指摘が出ている。

 ユン候補はこの日午前、ソウル汝矣島(ヨイド)の党本部で記者会見を開き、「過去5年間で崩壊した韓米同盟を再建する」として、非核・繁栄の朝鮮半島の実現▽韓米同盟の再建と包括的戦略同盟の強化▽経済・安保・外交の積極化などの公約を発表した。

 ユン候補は「訓練もせず演習もしない軍隊を見たことがあるか」とし「韓米外交・国防(2+2)『拡大抑止戦略協議体(EDSCG)』の実質的な稼動と戦略資産(戦略爆撃機、空母、原子力潜水艦など)の展開、定例演習の強化を通じて韓米拡大抑止(核の傘)の実行力を強化する」と述べた。文在寅(ムン・ジェイン)政権が朝鮮半島平和プロセスを推進する過程で期間と規模を縮小した韓米合同演習を回復させると明らかにしたのだ。そして「口で叫ぶ平和ではなく、力を通じた平和を構築する」と付け加えた。

 ユン候補は、文在寅政権の北朝鮮政策は失敗だと決めつけた。ユン候補は「民主党政権の『朝鮮半島平和プロセス』は完全に失敗した。民主党政権は朝鮮半島の平和と安保の先決要件である北朝鮮の非核化を度外視したまま、終戦を宣言することに汲々としている」とし「キルチェーン、韓国型ミサイル防衛システム(KAMD)および大量反撃報復(KMPR)力の強化など、北朝鮮の核・ミサイルの脅威の抑止のためのあらゆる手段を講じる」と述べた。

 ユン候補は、文在寅政権で3回行われた南北首脳会談については「国内政治に外交を利用し、南北、統一問題を利用するのはショーだ。私はショーはしない」と述べた。南北首脳会談を事実上、国内政治での必要性から利用したショーだと述べたのだ。

 ユン候補は、米軍に属する韓米戦時作戦統制権の移管問題には言及しなかった。ユン候補は公約発表後、記者の問いに対し「韓米連合作戦で作戦指揮権を持つには、最小限の偵察資産を通じた情報の獲得、ある程度のミサイル防衛の能力を備えていなければならない」と述べた。ユン候補の「強硬」基調は「先制攻撃論」と脈絡を同じくする。

 ユン候補はさらに、北朝鮮が完全非核化を行う前であっても、実質的な非核化措置を示せば経済支援を実行するとする「非核化ロードマップ」にも言及した。しかし「まず非核化、後に南北関係の改善」という李明博・朴槿恵両政権の失敗した政策と類似していると指摘される。国際政治学専攻のある大学教授は「完全かつ検証可能な非核化を実現するまでは北朝鮮に対する制裁を維持し、非核化の進展に合わせて経済協力を行うという公約は、まるで李明博政権の対北朝鮮政策構想だった『非核開放3000』を連想させる」と述べた。「非核開放3000」は、非核化「以前」の政策努力が抜けているため、北朝鮮核問題がこう着状態に陥った際の対策がないとの批判が多かった。実際に李明博政権において南北関係は何も進展していない。

オ・ヨンソ、クォン・ヒョクチョル、イ・ジェフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/1028648.html韓国語原文入力:2022-01-24 21:17
訳D.K

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