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韓国大統領選、与党イ候補36%・野党ユン候補35%…野党代表「おかしくなりそう」

登録:2021-12-17 19:58 修正:2021-12-18 07:07
韓国ギャラップの世論調査、誤差範囲の接戦 
揺れる支持率にイ・ジュンソク「党代表としては頭がおかしくなりそう」
左から正義党のシム・サンジョン候補、共に民主党のイ・ジェミョン候補、国民の力のユン・ソクヨル候補、国民の党のアン・チョルス候補//ハンギョレ新聞社

 共に民主党のイ・ジェミョン大統領選候補と国民の力のユン・ソクヨル大統領選候補の支持率が、選挙を80日余り後に控えて誤差範囲の接戦を続けている。

 韓国ギャラップが14日から16日まで全国の成人1000人を対象に各大統領候補への支持を聞いた結果(信頼水準95%、標本誤差±3.1%)、イ・ジェミョン候補が36%、ユン・ソクヨル候補が35%を得たと調査されたと17日明らかにした。2週間前の11月30日~12月2日の調査では、イ・ジェミョン候補とユン・ソクヨル候補が揃って36%を記録した。両候補が誤差範囲内で激しい攻防を行っているわけだ。

 今回の調査で、正義党のシム・サンジョン大統領選候補は5%、国民の党のアン・チョルス大統領選候補は5%を得た。支持する候補がいない、または分からないという応答は16%で、2週間前の調査に比べて1%増えた。

 イ・ジェミョン候補は、仁川・京畿道(37%)と光州(クァンジュ)・全羅道(61%)で優勢だった。30代、40代、50代でもそれぞれ35%、55%、43%を得て、ユン候補を上回った。ユン・ソクヨル候補はソウル(40%)と大邱(テグ)・慶尚北道(51%)で多くの支持を得た。60代以上(57%)の支持も依然として優勢だった。ただし20代の支持率は、イ・ジェミョン候補20%、ユン・ソクヨル候補19%で優劣をつけることができなかった。

 各政党別の支持率は、国民の力が33%、共に民主党が31%と調査された。正義党(4%)と国民の党(3%)、開かれたウリ党(2%)が後に続いた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の職務遂行評価は「評価する」という応答が37%、「評価しない」という応答が54%だった。否定評価の理由としては、新型コロナ対処が不十分(18%)が前週と比べ7%増えた。

 一方、国民の力のイ・ジュンソク代表はこの日午前、SBSラジオの「キム・テヒョンの政治ショー」のインタビューで、最近の世論調査の流れに対して「頭がおかしくなりそうだ」と話した。イ・ジュンソク代表は「先週見た時、我々の側にあまり好材料がなかった。とはいえ民主党側に好材料があるわけでもない。誰が悪材料の影響をたくさん受けるかで評価されているとみる」と話した。そして「これは完全に政治評論家的に言ったのであって、党の代表としては頭がおかしくなりそうだ」と話した。

 イ・ジュンソク代表がこの日言及した世論調査は、ネクストリサーチがSBSの依頼で14~15日に全国の満18歳以上の男女1016人を対象に実施し前日に発表した「次期大統領選候補支持率調査」だった。イ・ジェミョン候補が35.4%、ユン・ソクヨル候補が33.3%を得て、3週前の同じ調査(11月27~28日)と比べて、イ候補は2.7%上がった反面、ユン候補は1.1%下がったことが明らかになった。正義党のシム・サンジョン候補は3.5%、国民の党のアン・チョルス候補は3.1%であった。

 詳しい内容は韓国ギャラップまたは中央選挙世論調査審議委員会のホームページを参照。

イ・ワン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1023765.html韓国語原文入力:2021-12-17 15:17数丁:2021-12-17 18:15イワン記者写真
訳J.S

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